勝手にグループ追加される理由は設定のため
「いつの間にか知らないLINEグループに追加されていた」という話を聞く。投資詐欺グループなどに追加されてしまうと、トラブルに巻き込まれやすくなる。勝手にLINEグループに追加される理由と対処法について解説したい。
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勝手にLINEグループに追加されてしまう理由は、グループの設定で「友だちをグループに自動で追加」がオンになっているためだ。現在、はじめからこの項目がオンになっているため、設定を変更しない限り、メンバーに自動追加されてしまう。
「友だちをグループに自動で追加」がオンになっているグループに追加された場合は、残念ながら、勝手に追加されてしまうことを防ぐことはできない。
投資詐欺などの知らない人のグループに追加されてしまった場合は、退会してほしい。退会したいグループのホーム画面で右上の三本線をタップし、「退会」をタップで退会できる。
問題あるグループの場合は、「設定」→「通報」とタップし、理由を選んで「同意して送信」をタップして通報しよう。
ただし退会すると「○○がグループを退会しました」と表示されるので、知り合いのグループを退会する際には、挨拶してから抜けるのがおすすめだ。
知らない人から友だち追加されないための対策は?
ただし、どのLINEグループでも招待されるのではなく、友だちから招待された場合のみ。つまり、信頼できる知り合いとのみ友だちになることが大切なのだ。知らない人からLINEグループに追加されていた場合、その人と友だちになっているということだ。そのアカウントはブロックしておきたい。
知らない人から友だち追加されない設定をしておくことも大切だ。「設定」→「友だち」とタップし、「友だち自動追加」「友だちへの追加を許可」はオフにしておこう。
「友だちへの追加を許可」がオンにしてあると、電話番号検索機能で検索・追加対象になってしまう。適当な数字を入力して検索し、知らない人から友だち追加されるリスクもあるため、必ずオフにしておきたい。
同時に、「設定」→「プライバシー管理」→「IDによる友だち追加を許可」もオフにしておこう。こちらも適当なIDを入力・検索することで、友だち追加されるリスクがあるためだ。同じ画面から、「メッセージ受信拒否」をオンにして、友だち以外からのメッセージの受信を拒否する設定にしてあるとさらに安心だろう。
著者紹介:高橋暁子
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki
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