進級、卒業、入学などのタイミングで子供にスマホを持たせたい。しかし、何を選んだらいいか、さっぱり分からない。そんな悩める親御さんは多いのではないか。
新生活に合わせてスマホデビューする子供が多いことから、スマホ業界では「春商戦」と呼ばれ、1年で最も盛況な時期に突入する。すでに各キャリアからは18歳以下をターゲットにしたキャンペーンプランが続々と発表されている。
では、実際にスマホデビューする子供にはどの事業者やプランを選べば良いのか。実際に小学生の息子を持ち、自分事として真剣に悩んで検討した「2025年春商戦、賢いスマホデビューの仕方」を紹介したい。
小学生スマホデビューは「MVNOで小容量から」
小学生にスマホを持たせるといっても、基本的にはLINEによる家族や友達のメッセージ送受信、YouTubeやゲームと言ったところが中心だろう。
小学校にいる昼間、スマホは当然使えない。移動はもっぱら徒歩や自転車が中心だ。
YouTubeやゲームは、自宅にいる際に見たり遊んだりすることを考えると、自宅のWi-Fiにつなぐのがベストだろう。
初めてのスマホということで、実際にどれだけデータ容量を消費するかは未知数ではあるが、基本的には外出時におけるデータ消費はかなり少なめになるはずだ。
そんな小学生のスマホデビューにオススメなのが、MVNOの小容量プランだ。
小容量MVNOのオススメは「日本通信」「IIJmio」
例えば、日本通信の「シンプル290プラン」は1GB290円で契約可能だ。まずは1GBから始めて、足りなくなれば追加データ料として1GBから初めて220円を支払えばいい。
MVNO最大手のIIJmioであれば、最大6ヵ月間のキャンペーンとなるが、5GBのプランに5GBが増量されて10GBで990円というプランも存在する。
まずはMVNOで小容量のプランを契約し、数ヵ月間、実際使ってみて、どれくらいの容量が必要かを判断し、同じMVNOでさらに容量の多いプランに切り替えていくというのがいいだろう。
MVNOは「平日昼時間の通信速度が遅い」という弱点があるが、小中学生であれば、昼間は学校なので、さほど気にならないはずだ。

この連載の記事
-
第263回
トピックス
「アクセシビリティは“人権”」アップルが40年間続ける取り組みとは -
第262回
トピックス
ソフトバンクとKDDIが“空の救助網” 雪山遭難、ドローンで発見 -
第261回
トピックス
スマホ5G“ミリ波”肩透かし 6Gは“センチメートル波”が鍵に -
第260回
トピックス
ドコモ苦戦 携帯3社、“値上げ”で明暗 -
第259回
トピックス
KDDI、通信品質で再び首位に ドコモとソフトバンクが不満「あの評価基準はおかしい」 -
第258回
トピックス
アドビ、AIで若年層開拓 “映える”画像を作りやすく -
第257回
トピックス
ドコモ経由の“NISAデビュー”増える マネックスか、SBIか、悩ましい選択に -
第256回
トピックス
KDDIドローン事業、9年目で軌道に乗る兆し 無人AIポート運用に成功 -
第255回
トピックス
楽天モバイル“値上げしない宣言”に他社が苦言 「自分たちでネットワークを構築しないくせに」 -
第254回
トピックス
クアルコム「Snapdragon」名称迷走 PC市場での認知施策が課題に -
第253回
iPhone
アップル新型「iPhone」全部比べた オススメはこれ - この連載の一覧へ












