このページの本文へ

amptalkがベータ版を提供開始

教育にまで手が回らない管理職に朗報 AIと「商談ロープレ」できる営業コーチツール

2024年12月06日 17時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 amptalkは、生成AIを用いた営業トレーニングツール「amptalk coach(アンプトーク コーチ)」のベータ版を、2024年12月4日より提供開始した。

amptalk coach

 amptalk coachでは、企業の営業企画部や営業推進部が作成した営業コンテンツを生成AIに学習させて、独自のトレーニングコースを作成できる。営業担当はトレーニングコースを選択して、想定顧客のペルソナに合わせたAIと対話する「商談ロールプレイング(模擬商談)」が行なえる。

トレーニングの内容をAIコーチが評価

 現在、労働人口の減少や離職率の増加から、営業組織において「営業生産性向上」と「営業人材の即戦力化」の2つが重要課題になっているという。

 営業生産性向上に関しては、SFA/CRMなどで営業DXを推進する企業が多いものの、依然営業の“実行力”が課題であり、営業戦略やナレッジの浸透のために作成したコンテンツの9割が活用されていないというデータ(米国マーケティング協会調査)もある。

 営業人材の即戦力化に関しては、最も不足している職種が「営業職」になるなど(エン・ジャパン調査)、多くの企業が営業人材の確保に悩んでいる状況だ。中途採用や配置転換で対応するにも、営業人材を育成する仕組みが課題となり、営業マネージャーが育成にかけられる業務時間は14%にとどまっている(HubSpot Japan調査)。

 amptalk coachは、これらの課題を生成AIの力で解決するツールと位置付けられている。AIからのフィードバックに基づいて、営業担当が社内の営業ナレッジを自律的にインプットして、実践的なトーク力や提案力が身に着けられるとしている。

カテゴリートップへ

ピックアップ