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年末の各局いちおし4K8K番組を紹介

放送サービス高度化推進協会が上白石萌歌さんをゲストに12月キャンペーンの記者発表会を開催!

2024年12月05日 20時40分更新

文● ASCII

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NHK BSプレミアムの音楽番組に出演中の上白石萌歌さんと4K8Kキャラクター・ヨンハチさん

 一般社団法人 放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が、NHKおよびBS民放5社(BS日テレ・BS朝日・BS-TBS・BSテレ東・BSフジ)による「祝!2000万台突破!12月はBS4K8K衛星放送で超100!!見ようよキャンペーン」についての記者発表会を12月4日に開催。本キャンペーンの見どころを紹介し、各局のいちおし番組や出演者のメッセージコメントなどを上映した。

 さらに、記者発表会にはNHKの音楽番組「The Covers」にMCとして出演中の上白石萌歌さんがスペシャルゲストとして登場し、トークセッションを繰り広げた。

4K8Kの魅力がたっぷり詰まった番組を紹介

 記者発表会の開会にあたり、A-PAB理事長の加増良弘氏が挨拶。「新4K8K衛星放送受信可能機器は今年8月末に2000万台を突破。4年後の2028年ロサンゼルスオリンピック・パラリンピックにむけて、4000万台の突破を目標に掲げている。あわせて視聴者数の増加、4K8Kコンテンツの充実を目指していく」と協会の方向性を示した。そして、「テレビ界では12月からお正月にかけて、年間でもっとも華やかで力のこもったコンテンツが登場する。その年末年始に向けて登場する、4K8Kを中心とする各社のコンテンツの魅力を伝えることが今回のキャンペーンの趣旨。この機会に4K8Kコンテンツの面白さ、魅力を改めて知っていただきたい」と語った。

(株)ビーエスフジ常務取締役・荒井昭博氏とヨンハチさんが軽妙なやり取りでキャンペーンを紹介

 続いて、BS編成担当者会議主査で(株)ビーエスフジ常務取締役の荒井昭博氏と4K8Kキャラクターのヨンハチさんが登壇し、「祝!2000万台突破!12月はBS4K8K衛星放送で超100!!見ようよキャンペーン」を紹介。

 各局のイチオシ番組として、BSフジ「日本遺産物語 佐渡島の金山~世界を動かした日本の鉱山遺産~」、BSテレ東「道を拓く~上高地・槍ヶ岳200年物語~」、BS-TBS「迷湯パラダイス 湯かりの人2」、BS朝日「BS朝日開局25周年記念 ウェルビーイングスペシャル 上野樹里 クジラの生きる星 ―ニュージーランドそして南の海へ―」、BS日テレ「島っぷ」、NHK BS8K「N響『第9』演奏会」の番組宣伝VTRと出演者のコメントが流された。さらに、キャンペーン期間である12月13日(金)~22日(日)の10日間で放送される、4K8Kでしか見られない100番組以上の見どころや番組ラインナップも紹介された。

上白石萌歌さんが語る4Kの魅力

ヨンハチさんと一緒に「4Kボタンをプッシュ!」

 ここでスペシャルゲストの上白石萌歌さんが登場。NHKの人気番組「The Covers」のMCを務めて間もなく2年になる。

 「(ともに番組のMCを務める)リリー(・フランキー)さんと一緒に特等席で、豪華アーティストの皆さんのカバーを楽しませていただいています。カバー曲の選曲から、それぞれのアーティストの生きざまや幼少期からの音楽の趣味を垣間見るような、アーティストのご実家を覗かせていただくような気持ちになります。毎回、原曲の魅力はもちろん、歌う方のすばらしさ、魅力を再発見しています」

 「The Covers」はカバー曲の世界観に合わせたセットや演出も見どころ。

 「アーティストの皆さんがまとう衣装も鮮明に見えますし、細かい演出の一つ一つを4Kのクリアな映像で、より楽しんでいただけると思います」

 12月21日(土)には広島県福山市で開催された「The Covers' Fes. in 広島」をNHK BSP4Kで先行放送。菊池桃子、CHEMISTRY、世良公則、Original Love田島貴男、LOVE PSYCHEDELICOら豪華ゲストが広島ゆかりのヒットソングや冬の名曲など、ここでしか見られないパフォーマンスを披露する。

 上白石さんに4K収録に挑む際、演じる側として意識していることを聞いた。

 「4K映像だと色々なものが鮮明に見えてきます。目のちょっとした動きでも4Kの鮮明な映像だと、より伝わることがあると思うので、なるべく嘘がない感情を自分の中で構築して、それを表現しようと心掛けています。メイクや髪型にもより気合が入って、何回もテストをしてメイクさんや美術さんと一緒に良い見え方を探ったりしています」

 Adieu(アデュー)名義でシンガー、アーティストとしても活躍する上白石さん。4K映像で収録するYouTube「THE FIRST TAKE」への出演や、音声解説とともに4K画質で観る写真展を開催するなど、高画質の4Kに対するこだわりを持つ。

 「『THE FIRST TAKE』はその映像美にも助けられて、歌うときの、ちょっとした指の震えや息が上がっている仕草などをミリ単位で感じていただけると思います。写真は、撮る側の視点もそのまま見ていただくような、自分の視点を広げるような機会だと考えています。自分の見た、そのままをお伝えできる点が4K画質ならではの魅力ではないでしょうか」

 大のネコ好きゆえにプライベートでは「岩合光昭の世界ネコ歩き」を楽しむ。キャンペーンで放送される番組では「上野樹里 クジラの生きる星」が気になるという。

 「美しい映像を見るとよく“体験したような気持ちになる”と言いますが、4Kの映像は体験を越えて、もはやその世界に足を踏み入れて、そこに浸る経験ができると思っています。多くの方に4K映像で体験を越えた没入感に浸っていただきたいです。4Kの普及は映像の可能性が広がる素敵なこと。人間の目を越えていく体験をできるのが4Kだと思いますので、是非4Kでさまざまな作品や映像美を楽しんでください」

自ら4Kで撮影するなら「リリー・フランキーさんと親子役で、おしゃべりをしながら屋久杉を見に行くストーリーをやってみたい」

 その後、先進映像協会日本部会会長の河合隆史氏による、A-PABが4K部門と8K部門を共催した「ルミエール・ジャパン・アワード2024」の講評や、BS右旋4K新規3社(ショップチャンネル4K、4KQVC、OCOTV)によるプレゼンテーション、来年1月10日に開局する「BS10」の取り組みについての紹介が行なわれた。

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