東和薬品とVIE、ブレインテックを活用した「うたメモリー」で新たな記憶想起トレーニングを提供開始
東和薬品とVIEが、NTTデータ経営研究所と共に進めている共同研究の成果として、ブレインテックを活用した記憶想起トレーニング「うたメモリー」を11月18日よりクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」にて販売を開始した。
うたメモリーは、脳波センサーを搭載したイヤホンを使用し、ユーザーの懐かしさを検知することで、AIが個別に最適化されたプレイリストを作成する。これは高齢者ケアの新たな形を提示し、それぞれが感動を味わうことを可能にするサービスだ。特に、Apple Musicと連携しており、豊富な懐メロが楽しめるのが特徴である。
本製品には、懐かしい曲を聴いて思い出したことを記録するメモリートラベルノートも付属しており、これに思い出を綴ることで家族や友人とコミュニケーションが生まれる。さらに、「うたメモリー」コミュニティに参加することで、オフ会などを通じて他のユーザーと思い出を共有することも可能だ。
この技術は懐かしさを感じやすい音楽を自動選定するもので、音楽データと脳波データからユーザーに最適な音楽を提供するという。特に、懐かしさと思い出の豊かさが、音楽の力で大きく引き出されることが実験で確認されており、世代を問わず幸福感を高めることが期待されている。