グーグルは11月18日、Android OSの次期バージョン「Android 16」の開発者向けプレビュー版(Developer Preview 1)を公開した。
写真ピッカーやヘルスケア機能を強化
今回のバージョンで追加または強化された主な機能は以下のとおり。
●埋め込み写真ピッカー
「埋め込み写真ピッカー」は、ユーザーが画像と動画へのアクセスをアプリに許可する仕組みを、より安全な形で組み込めるようにしたもの。
ユーザー視点ではアプリに過度な権限を与えることなく、外部アプリから写真を選択できるようになる点がメリットだ。
●Health Connect API
ヘルスケア領域では、「Health Connect API」の初期バージョンが提供される。こちらはユーザーの同意を得ることで、アプリからFHIR形式で医療記録を読み書きするというものだ。
なお、11月18日時点では、本APIは早期アクセスプログラムに参加する開発者限定での公開となっている。
●プライバシーサンドボックスを最新版に更新
Androidのプライバシー保護機能、「プライバシーサンドボックス」は最新のバージョンに更新。ユーザーデータの収集と共有に関する保護が強化されている。
正式版公開は2025年第2四半期を予定
グーグルでは今後、2025年3月を目途に開発者向けの安定版を、同年第2四半期には一般ユーザー向けの正式版をリリースする予定だ。
なお、先に触れたとおり、今回発表されたバージョンは開発者向けプレビュー版で、未発見の重大なバグが潜んでいる可能性もある。一般ユーザーは正式版のリリースまで待つのがおすすめだ。