介護施設向け見守りカメラ「Kaigo DX」が新機能を搭載してリリース
介護・福祉施設向けに、Opt Fitが提供する見守りカメラ「Kaigo DX」に待望の新機能が追加された。11月12日に発表された今回のアップデートでは、離室検知と侵入検知の機能が加えられ、徘徊や事故のリスクを低減することが期待される。
「Kaigo DX」は、介護現場の負担を減らし、利用者の安全を確保することを目的としたAI見守りカメラだ。Wi-Fiを必要とせず、パソコンやスマートフォン、インカムを通じて遠隔から利用者の動向をモニターできるのが特徴である。また、検知された情報はリスト化され、容易に遡って確認できるため、事故の原因分析や再発防止策の策定に役立つとしている。
今回新たに搭載された機能の一つである離室検知は、居室から出た利用者を自動的に認識し、介護職員に通知する。徘徊や迷子の防止に効果的で、特に夜間の巡回業務効率化に寄与する。また、侵入検知機能は施設内の特定エリアへの侵入を防ぎ、水回りなどの危険なエリアを守ることで、事故の予防に一役買う。
さらに今後リリース予定の機能として、転倒検知が挙げられる。この機能により、利用者が転倒した際に迅速に対応することが可能になる。高精度なAIの導入により、見守りの質が向上すると期待されている。