いつだって僕らは旅に出たい
「青春18きっぷ」どう"改悪"? 実は普通の乗車券でも、お得に乗れる裏技があったりします
2024年10月30日 07時30分更新
●青春18きっぷに類似 お得な"乗り放題"きっぷを探そう
以上のことから、「連続5日間」と「複数人利用不可」ということで、今後は利用シーンをよく考えて18きっぷを使用する必要がでてきました。しかしながら、JR各社は青春18きっぷに類似した、お得な乗り放題のきっぷを販売しています。
・JR四国「四国再発見早トクきっぷ」
たとえば、JR四国では「四国再発見早トクきっぷ」(1日2400円/小児半額)を発売中で、JR四国線全線と、JR四国バスのうち路線バス(大栃線、久万高原線)が乗り放題となります。利用は土曜日と休日のみに限定されますが、青春18きっぷと違い、利用日の1ヶ月前から前日まで通年販売されます。
・JR九州「旅名人の九州満喫きっぷ」
JR九州は「旅名人の九州満喫きっぷ」(1万1000円)を販売中。こちらは九州全鉄道の快速・普通列車の1日乗り放題が3回ぶん含まれており、青春18きっぷと比べると1回約3666円と割高ですが、有効期間の3ヵ月以内なら日付を振り分けて利用でき、複数人での使用もオーケーです。青春18きっぷと異なり、通年発売なのもいいですね。
・JR東日本/JR北海道「北海道&東日本パス」
JR東日本とJR北海道は、「北海道&東日本パス」(1万1330円)を青春18きっぷと同様、春・夏・冬の各シーズンに発売しています。2024年の冬期も発売がアナウンスされ、12月10日から1月10日のうち連続する「7日間」、JR東日本とJR北海道に加えて、青春18きっぷでは対象外の青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、北越急行線を含む全線の普通・快速列車の普通車自由席とBRT路線が乗り放題となります。
料金は青春18きっぷよりも割高ですが、1日ぶんのコスパで考えれば断然お得。より長く鉄道での周遊を楽しみたい旅人にはオススメです。
もちろん青春18きっぷは、日本全国のJR路線で使えるのが強みですが、旅程次第ではこういった各社のオトクなきっぷを使う方が、アレンジしやすくなるわけです。
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