このページの本文へ

市場規模は4年後に5兆円を突破見込み

国内データセンターサービス、今後も値上がりの一途 ― IDC予測より

2024年10月29日 15時15分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 IDC Japanは、2024年10月28日、国内データセンターサービス市場の最新予測を発表した。2023年の市場規模は2兆7361億円となり、2023年から2028年の年間平均成長率(CAGR)は13.2%で拡大、2028年には5兆円を超えて5兆812億円に達すると予測している。

国内データセンターサービス市場売上額予測:2023年~2028年

 データセンターサービスとは、データセンター(DC)内のスペースや電力を提供するコロケーションサービスや、クラウドIaaSサービスなどを指す。このうちクラウドサービスと、それを提供するためのDC提供(ホールセールコロケーション)の成長率が高く、市場全体の成長をけん引しているという。

 なお、クラウドサービスではAWSやGoogle、MicrosoftなどのハイパースケーラーによるDC拡大が支配的な一方で、ハイパースケーラーにDCを提供するためのホールセールコロケーションでは、既存の市場プレイヤーが売上を拡大させているだけでなく、新規参入のDC事業者により市場プレイヤーの数そのものも増えている。

 また、世界的なインフレによりDC運用コストが急上昇中だ。DC新設のための建設コストだけでなく、既存DCにおける設備更新費用や電力コスト、人件費の上昇により、多くのDC事業者は今後も運用コストが継続的に上昇していくと考えているという。今回の調査結果では、こうしたコスト上昇によるサービス価格上昇の影響も織り込まれている。

 IDC JapanのSoftware & Services リサーチマネージャーである伊藤未明氏は、「コスト上昇をサービス価格に転嫁することは困難を伴うが、サービス品質を維持するために重要である」とコメントしている。

■関連サイト

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    Webサイトのデータベースを狙う攻撃が顕著に増加/情シス担当の半数が転職意向、背後にある変化/AI業務活用、実態は“AIオペレーター”?、ほか

  2. 2位

    デジタル

    ヤマハのRTX1300/RTX840に新ファームウェア、DNSスヌーピングとHTTPS対応で利便性向上

  3. 3位

    デジタル

    ヤマハのWi-Fi 7対応「WLX333」「WLX232」がグッドデザイン賞を受賞

  4. 4位

    ITトピック

    AI利用が多い技術者ほど「自分でコードを書ける能力」も重視/世界の6割近くが「技術進歩が生活を破壊」と回答、ほか

  5. 5位

    TECH

    「手作業での脆弱性管理はやがて破綻する」 日本IBMが示すフロンティアAI時代の自律型セキュリティ

  6. 6位

    sponsored

    kintoneデータを最強のAIコンテキストに MCP活用で変わるAIエージェント開発とデータアクセスレイヤーの重要性

  7. 7位

    sponsored

    販促企画のための“AI壁打ち”で、7万人の会員情報が外部に流出… どうやったら防げた?

  8. 8位

    デジタル

    kintoneで変わったのは業務ではなく「当たり前」―― 超保守的な営業部隊がDX先進組織になるまで

  9. 9位

    ITトピック

    “月面でAI実験”から“スマート養蜂”まで、HPEが技術の広がりを披露

  10. 10位

    sponsored

    個人の便利さから組織展開へ――ローカルMCPが直面する「ガバナンスとセキュリティの壁」

集計期間:
2026年10月13日~2026年10月19日
  • 角川アスキー総合研究所