【11/12-14開催】日本の成長にはスタートアップが必要 大企業の40、50代にこそ参加してもらいたいカンファレンス

企業に勤めることを選んだ、40、50代に来てほしい

　スタートアップイベントというと、若い人向けというイメージがあるが、年齢に関係なく参加することで得られるものがあると言う。若い人はパワーがあるが、40代、50代の方々は、仕事で積み上げてきた経験や社会課題を持っているからこそ、得られるものもある。

「アメリカで成功した起業家の、創業時の平均年齢は45歳というデータもあります。量的には30代、40代が多いですが、成功確率は40代、50代が高いです。日本は平均寿命も高いのでもう少し年齢も上がって創業時年齢の平均が50歳になるのではないかと思っています。平均寿命が80歳くらい、人生100年時代の現代なら、まだこれからのタイミングですね」

　日本は課題先進国だと言う。課題を感じている人は多いが、それを解消しようと行動する、変えようとする人は少ない。一人では変えられないかもしれないが、仲間と共になら変えられるかもしれない。そうこうしているうちに時は過ぎてしまう。それは勿体無いのではないか。

「若い人が未来に希望を見出せてない、可能性があると思えてないのは、大人が社会や未来を変えるために必死に努力している姿を見せられてないからではないかと思います。そんな刺激を大人たちが与えられるようになれば、若い人たちも変わるのではないでしょうか？」

　経験や可能性があるから選べる選択肢も増える。世界に、未来にイノベーションを起こす側に一人でも多くの人が回れたら、競争力も上がり、社会も良くなってゆくのではないか。起業を考えていなくても良いので、社会課題を知るため、刺激を受けるためにも、参加してもらいたいと呼びかける。