リクルートは10月8日、旅行情報誌『じゃらん』および『じゃらんムックシリーズ』の休刊を発表した。
休刊の対象となるのは、『関東・東北じゃらん』『東海じゃらん』『関西・中国・四国じゃらん』『九州じゃらん』などの隔月誌と、それらの臨時増刊号、さらに『じゃらんムックシリーズ』。最終発行は2025年3月を予定しているが、一部の媒体はすでに発行を終了している。
この決定の背景には、デジタル化の進展によるユーザーの情報収集方法の変化がある。リクルートでは、今後の旅行情報の発信および予約サービスを、ウェブサイトとアプリの『じゃらんnet』に集約すると発表。より柔軟かつ迅速に変化するユーザーのニーズに対応することを目指す。
また、旅行情報サイト『じゃらんニュース』、じゃらん公式SNS、月刊誌『北海道じゃらん』および『北海道じゃらんムックシリーズ』、北海道じゃらんサイト、北海道じゃらん各種SNSは継続して運営する。
『じゃらん』は35年にわたって発行されてきた旅行情報誌。リクルートは長年の読者と掲載事業者への感謝の意を表明するとともに、今後もデジタルサービスを通じて旅行業界の発展に貢献する意向を示している。