Meta
AIモデルを手がけるメタは10月4日、研究中の動画生成AIモデル「Movie Gen」を発表した。最長16秒間の動画を毎秒16フレームで作成可能で、さらに45秒までの音声も生成できる。メタではサンプル動画と技術論文を公開しているが、現時点で一般公開の予定はない。
🎥 Today we’re premiering Meta Movie Gen: the most advanced media foundation models to-date.
— AI at Meta (@AIatMeta) October 4, 2024
Developed by AI research teams at Meta, Movie Gen delivers state-of-the-art results across a range of capabilities. We’re excited for the potential of this line of research to usher in… pic.twitter.com/NDOnyKOOyq
Movie Genは、既存の動画や静止画を編集したり、変換したりする機能も備える。例えば、ある人物の写真をテキストプロンプトと組み合わせ、その人物が登場する動画を生成することができる。さらに、環境音、効果音、インストゥルメンタルのバックグラウンドミュージックを作り出すこともできて、音声は動画の内容と同期するように設計されている。
メタはMovie Genの発表に際し、芸術家やアニメーターの仕事に取って代わるものではなく、むしろ新しい表現方法を提供し、これまでにない創造の機会を生み出すことを目指していると述べている。同社は2025年に自社製品にMovie Genを組み込む計画を立てており、ユーザーがメタのプラットフォームと関わる方法を変える可能性がある。
Movie Genの登場は、OpenAIが2024年2月に発表した「Sora」など、他の企業が開発している類似の動画生成AIサービスとの競争を加速させることになる。サンプル映像はすでに「Sora超え」の声が上がるほど評判となっている。メタはオープンソース型AIモデルに大きな強みを持つため、高性能な動画生成モデルがコミュニティーに開放される期待も高まっている。