このページの本文へ

iPhone 16徹底特集 最新チップA18搭載でAI対応! Apple Watch/AirPodsも 第38回

【速報レビュー】新「AirPods 4」ノイキャンの効果や音質を徹底解剖

2024年09月16日 21時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島 恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

AirPods 4の設定画面。ノイズコントロールの設定項目には「適応型オーディオ」もあります。 ※アップルの最新OSのパブリックベータ版の画面は一般に公開することが禁じられていますが、本稿では特別に取材許可を得たうえで掲載しています

外部音取り込みも秀逸。Proを選んだ方が良さそうな点も

 ANC搭載のAirPodsはノイキャンだけでなく、内蔵するマイクで環境音を取り込みながら音楽をミックスして聞ける「外部音取り込み」を搭載しています。屋外で歩きながら、ジムで身体を動かしながらAirPods 4を使う時に、外部音取り込みをオンにすれば安全・安心です。

 iPhoneやiPadなどアップルのデバイスとの相性抜群。AirPods 4にも空間オーディオに対応するコンテンツをダイナミックヘッドトラッキングと一緒に楽しんだり、通話の受話・拒否などの操作をハンズフリーのまま、頭の上下・左右に動かす「頭のジェスチャ」にも対応しました。今後もソフトウェアアップデートなどにより、他のアップルのデバイスと連携する新しい機能やサービスに対応する「伸びしろ」にも期待ができそうです。

「頭のジェスチャ」はオン・オフの切り変えが可能。操作の練習メニューもあります

 筆者が1週間ほど試して気になったAirPods 4の「もうひと息」なポイントにも触れたいと思います。

 風が強く吹く日にAirPods 4を装着して屋外を歩いたところ、風切りノイズの影響が気になりました。密閉型のAirPods Proの方が風切りノイズには強いので、屋外スポーツの際にAirPodsを活用したい方は、AirPods Proを選んで「外部音取り込みをオン」にする楽しみ方がベターかもしれません。AirPods 4の風切りノイズも、将来ソフトウェアアップデートなどで解消されることを期待しましょう。

スティック部分に感圧センサー式のリモコンを内蔵。楽曲の再生と一時停止、通話応答・終了、ノイズコントロールの切り替え、Siriの呼び出しなどができます

 本体のスティック部分には。感圧センサー式のリモコンを内蔵しています。クリック操作でペアリングしたスマホの楽曲再生やハンズフリー通話がコントロールできます。AirPods Proでは実現している「上下スライド操作による音量のアップダウン」がAirPods 4にありません。Apple Watchも愛用しているユーザーであれば、デジタルクラウンを回す操作でコンテンツの音量を調節できるのですが、ウォッチを持っていない場合はiPhoneなど再生機器を直接操作するほかありません。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中