谷川建設がシンクリモートを導入、高齢化する建設現場でのIT革命
株式会社クアンド
アナログ規制撤廃に向けた建設DXの取り組み
谷川建設導入事例
※アナログ規制とは:「目視による確認」や「対面による講習」「訪問による閲覧」など、デジタル技術の活用による省力化や合理化を妨げる規制のこと(引用元:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01679/110700139/)
株式会社クアンド(本社:福岡県北九州市、代表取締役CEO:下岡 純一郎)は、株式会社谷川建設(本社:長崎県長崎市、代表取締役社長:谷川 喜一)が、2024年2月に遠隔支援ツールSynQ Remote(シンクリモート)を導入し、建設現場における業務効率化と品質向上を進めている事例をご紹介いたします。高齢化が進む建設業界において、ITツールを活用した現場管理の効率化を進め、DXの浸透に大きな成果を上げています。
谷川建設について
谷川建設は、長崎市に本社を構え、木造住宅事業や土木工事、商業施設のような街をつくる仕事まで幅広く行っている総合建設業です。良き日本の伝統文化を継承し「やすらぎとくつろぎの住まい」を提供することで、地域社会への貢献を目指しています。詳細は公式サイトをご覧ください。
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導入の背景
建設業界全体で進行する高齢化や若手人材不足に直面し、特に現場管理の効率化が課題となっていました。社長の強いリーダーシップのもと、2023年6月からDX推進を進め、現場の負担軽減と品質向上を目指す中で、これまでのやり方を変えない限り残業時間を減らすことは難しいと考え、目を付けたのが「遠隔臨場システム」でした。
旧態依然のやり方を変えたくない現場で、DXを推進する取り組み
高齢化が進む建設現場では、ITツールの導入に対する抵抗感が強く、現場監督や技術者にとってDXは難しい課題です。しかし、谷川建設ではDX推進の全社的な取り組みを進めており、「ベテランの現場技術者がポインタ機能を使いこなす」「遠隔で図面を見ながら若手同士で意見交換をする」といったエピソードは、これまでIT導入が難しいとされてきた現場でも浸透する兆しを示しています。
ポインタ機能で図面のどこを話しているのか指し示す様子
導入効果
SynQ Remote(シンクリモート)の導入により、谷川建設では年間550時間の削減を見込んでおり、移動時間の大幅な短縮を進めています。加えて、高齢の技術者と若手のコミュニケーションが迅速化され、現場での確認作業がスムーズに進行することで、現場の品質向上も図ります。
・年間550時間削減:移動時間削減により、現場監督の負担軽減を見込
・残業時間の削減:遠隔からリアルタイムでの指示確認が可能、現場の作業停滞を解消
・ITツール浸透率向上:高齢の技術者も使いこなすITツールとして、DX推進の重要な一環に
さらに、アナログ管理からの脱却に向けた取り組みは、業務効率化と同時に、現場の働き方改革にも貢献しています。「ITツールを導入することで、これまでの“現場の常識”をどう変えるか」DX推進の成功事例としても注目を集める内容です。
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DX推進と今後の展望
シンクリモートを繋いだxactiウェアラブルカメラで遠隔リアルコミュニケーションの様子(Xactiは試供中)
谷川建設では、SynQ Remote(シンクリモート)の活用範囲を現場管理からアフターサービスにまで広げ、さらなる業務効率化を目指しています。例えば、顧客へのサービス提供やメンテナンス対応の迅速化を図り、現場でのITツール活用を継続的に推進していく計画です。
また、現場管理だけでなく、若手社員の育成や技術の承継にもSynQ Remote(シンクリモート)を活用し、ベテラン監督の知識や経験を次世代に伝える手段としても期待されています。
クアンドは、今後も谷川建設のDX推進を支援し、業務効率化と品質向上に貢献していきます。
株式会社クアンド(英文社名:QUANDO, Inc.)
創業 :2017年4月25日
所在地 :福岡県北九州市八幡東区枝光2-7-32 /福岡市中央区大名2-4-22 3F OnRAMP内
事業内容:現場の判断を加速する遠隔支援ツールSynQ Remote(シンクリモート)の開発及び提供
代表者 :代表取締役CEO 下岡純一郎
URL : https://www.quando.jp
▼導入事例
https://www.synq-platform.com/usecase
▼製品詳細ページ
https://www.synq-platform.com/