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歴代PlayStationタイトルのキャラクターも多数出演!

アソビ心が躍動する『アストロボット』プレイレビュー!万人にオススメの傑作と呼ぶにふさわしい作品

2024年09月09日 11時00分更新

文● Zenon/ASCII

プレイステーションのシェイプスロゴが花火でドーン!ステージの至るところにアソビ心あふれる仕掛けが用意されている

 Team ASOBIが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)より2024年9月6日に発売したPlayStation 5向けアクションアドベンチャー『アストロボット』のレビューをお届け。価格は7980円となる。

 本作はアストロというロボットを操作して、さまざまなギミックに満ちたステージを駆け巡りながら仲間のロボットたちを集めていくアクションゲーム。

 とくにDualSense ワイヤレスコントローラーの独自機能である「アダプティブトリガー」と「ハプティックフィードバック」を多用しており、ほかのどの作品よりもトリガーの重みや振動の変化を楽しめるのが特徴だ。

 今回はSIEよりコードの提供を受けたので、そのプレイレビューをお届けしよう。購入の参考にしてもらえれば幸いだ。

●「触覚」で楽しめ!ザラザラ、パキパキ、シュリンシュリン

 プレイを始めて最初に驚くのは、やっぱり「ハプティックフィードバック」の魅せる反応の多さだった。砂浜やボクセルなど「粒子の細かい地面」では歩くたびにザラザラと細かい振動が返ってくる。

 上に乗っただけで割れていくガラスの道では甲高い金属音とともに「あ、足元これ危ないかも」と思わせるパキパキッとした手応えを感じられ、動かしているだけでとても楽しい!

 さらにギミックのなかには、アストロを左右にこするように動かすと一部分だけ反応が異なる壁などもある。目や音だけでなく「触覚」でゲームを楽しめるという点において、ほかのタイトルにはないプレイ体験を味わえるのは間違いないだろう。

ボクセル世界のザラザラ。破壊する喜びもわかりやすく味わえる

シュリンシュリンと壁に体をこすりつけているところ。反応が異なる部分を手応えで感じ取り、グッと押し込むとギミックを解除できる

●君はどれだけわかる?PSタイトルのカメオボットが多数登場

 メインの収集要素である、散り散りになった「ボット」たちを集めるのがとても楽しい本作。ステージ開始地点から見えるわかりやすいパターンのほか、ギミックを解いた先に隠れていることも多い。

インクを放出して見えない床を可視化するギミック。その先に待つのは、初代PlayStationで見慣れたあのキャラクター!?

 幸いステージに「あと何体いるか」は常にわかるようになっているし、やり直しもきくので取り返しのつかない要素はない。適度な緊張感と探す楽しさを味わえるバランスとなっている。

ステージ選択画面でボットが何体いるかわかる。ロゴ付きのボットは、歴代PlayStation作品よりカメオ出演しているキャラクターとなる。なお、ボットのほかに、パズルのピースや隠しゴールなども用意されている。遊び込める要素もいっぱい!

集めた仲間たちはコントローラーのなかに入れて、ベースキャンプまで連れていくことに。カワイイ

 また、一部のタイトル世界をまるごとオマージュしたステージも存在。『サルゲッチュ』や『ゴッドオブウォー』の世界観、プレイ感覚を再現しているのは、思わず「おぉぉ……!」と感嘆の声が出るクオリティだった。

令和の世に蘇った『サルゲッチュ』!ゲットアミを振り回したり、サルレーダーでピポサル(のカメオボット)の居場所を検知したりと、あの頃のワクワクを追体験できる!

『GOD OF WAR』のステージではクレイトスになりきって戦斧をぶんぶん振り回せた。投げつけたあとボタンを押せば手元に戻ってくる部分も原作再現で嬉しいポイント

 また、ベースキャンプでは救出したボットが思い思いに過ごしている。ボットたちを一定数集めると解放できるギミックや、各ステージに隠されたパズルのピースを集めて機能を拡張していこう。

力を合わせて足場を作ってくれるボットたち。これぞ協力プレイというやつですな!

ステージで手に入るコインを使って回せるガチャ。中からはボットたちのアイテム(専用のリアクションが追加)や、宇宙船のカラーリング素材などを獲得できる

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