東大発物流ロボティクスベンチャーRENATUS ROBOTICSが優勝 IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO
「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」レポート
中国で人気ショートドラマの日本発サービス「BUMP」
4位は1話1~3分のショートドラマを重量課金制で視聴できるサービスとアプリ「BUMP」を展開するemole株式会社が選ばれた。ショートドラマ市場は中国で伸びており、日本でも2026年には1530億円規模になる可能性があるという。1話あたりの発注額はマンガ(WEBTOON)の60万円に対し40~60万円で、小さな予算で大きな収益が生む見込みがあるとしている。アプリはリリースから3年たち、SNS連動で独自のユーザーを獲得している。大手が参入すればあっという間に飲み込まれるようにも思えるが、自主制作の支援や韓国へのグローバル化で収益を伸ばしており、「コンテンツブロバイダーとしてトップを目指す」という力強いメッセージが共感を集めていた。
衛星データを活用する不動産探索AI「WHERE」
JAXA発のスタートアップ株式会社Penetratorは、不動産業に不可欠な土地の仕入れを衛星データでDXするサービス「WHERE(ウェアー)」を提供している。JAXAの研究開発技術と、CEOの阿久津岳生氏が不動産業時代に培ってきたノウハウを教師データにした、高精度な不動産探索AIによる画像解析で空き地や空き家を自動で探し出し、法務局の登記データと連携して所有者を特定。デスクから全国どころか世界の土地を探すことができ、アナログ作業を数クリックで終わらせられる。不動産業界以外からも問い合わせがあり、世界の土地所有者マーケット1027兆円にアプローチする、一次不動産情報のプラットフォーム化を目指す。