もしAIバブルが崩壊してもネガティブにはならない
結局、今起きているのは「AIバブル」なのか。
短期的に言えば、投資額が増えすぎて、収益性とのバランスが悪く、バブルだとも言える余地はあります。現在のAIをめぐる争いは、GAFAMを中心に巨大IT企業が将来のシェア争いを見越した競争になっているため、どこまで投資を続けられるかというチキンレース的な側面も持っており、限界が来るまで止まることはないでしょう。
しかし、仮にバブル崩壊が起きても、整備されたインフラを利用して様々なスタートアップが出てくるので、結果的にネガティブにはならないという見方もあります。
ゴールドマン・サックスでネガティブな立場のコヴェロ氏は、「企業の収益性が低下し始めたら、こうした実験への支出は真っ先になくなる」として、バブルが崩れればAIへの投資は止まるとの意見を述べています。しかしその一方で、大手IT企業自体にはドットコムバブル時代に比べて資金力があるために、「かつてに比べて問題にならない可能性もある」(コヴェロ氏)ともしています。
また、AIの今後の普及に対する予測には、ポジティブとネガティブの両方の立場があり、両方の議論が錯綜していて、AIがどこまで浸透していくのかを予測することは、現時点では難しいと言えます。一方で、AIが新産業の雇用を次々に創出しているという段階にまでは、まだ進んでいないのも実情だとも言えます。
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