もしAIバブルが崩壊してもネガティブにはならない
結局、今起きているのは「AIバブル」なのか。
短期的に言えば、投資額が増えすぎて、収益性とのバランスが悪く、バブルだとも言える余地はあります。現在のAIをめぐる争いは、GAFAMを中心に巨大IT企業が将来のシェア争いを見越した競争になっているため、どこまで投資を続けられるかというチキンレース的な側面も持っており、限界が来るまで止まることはないでしょう。
しかし、仮にバブル崩壊が起きても、整備されたインフラを利用して様々なスタートアップが出てくるので、結果的にネガティブにはならないという見方もあります。
ゴールドマン・サックスでネガティブな立場のコヴェロ氏は、「企業の収益性が低下し始めたら、こうした実験への支出は真っ先になくなる」として、バブルが崩れればAIへの投資は止まるとの意見を述べています。しかしその一方で、大手IT企業自体にはドットコムバブル時代に比べて資金力があるために、「かつてに比べて問題にならない可能性もある」(コヴェロ氏)ともしています。
また、AIの今後の普及に対する予測には、ポジティブとネガティブの両方の立場があり、両方の議論が錯綜していて、AIがどこまで浸透していくのかを予測することは、現時点では難しいと言えます。一方で、AIが新産業の雇用を次々に創出しているという段階にまでは、まだ進んでいないのも実情だとも言えます。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第168回
AI
とんでもない動画生成AIが出てきた 無料で試し放題の「MiniMax H3」を徹底検証 -
第167回
AI
“Fable級が無料”は本当か AI市場を震撼させた「Kimi K3」を試した結果 -
第166回
AI
社内WebサービスをAIで開発 完成後に直面した運用の壁 -
第165回
AI
AIがBlenderを勝手に操作 3D制作のハードルが一気に下がった -
第164回
AI
AIはすでに、私たちの心を内部で再現しているのかもしれない -
第163回
AI
無料の画像生成AI「Krea 2」が話題 実写もアニメもこなす新勢力 -
第162回
AI
ローカルAIで“しゃべる推理ゲーム”を作ったら、思ったよりちゃんとゲームになってきた -
第161回
AI
わずか3日で停止された新AI「Claude Fable 5」は何がすごかったのか -
第160回
AI
寝不足になるほど面白い ローカルAIと音声合成をつないだら、キャラが普通にしゃべり始めた -
第159回
AI
AIを使える人と使えない人で、とんでもない差が出ると実感した理由 -
第158回
AI
SDXLの次はこれ? アニメ特化のローカル画像生成AI、驚きの実力 - この連載の一覧へ






