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【東海道新幹線】不通区間を迂回して東京ー名古屋ー大阪を移動する方法

2024年07月22日 19時30分更新

文● @sumire_kon

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 東海道新幹線で7月22日、保線車両同士が衝突する事故が発生。17時現在、浜松駅〜名古屋駅間の上下線で運転を見合わせているが、鉄道を使った迂回ルートも存在する。

迂回ルートの概略

パターン1:在来線で不通区間を移動(浜松駅〜名古屋駅)

 新幹線が不通となっている浜松駅〜名古屋駅間は、新幹線と併走する在来線(東海道本線)に乗り換えることで、不通区間を通過できる。出発地、目的地を問わず、シンプルでわかりやすいのはこのルートだ。

 もし混雑が激しい場合は、途中の豊橋駅〜名古屋駅間で名鉄線を利用することもできる。

パターン2:北陸新幹線+特急「しなの」or「しらさぎ」(東京駅〜名古屋駅)

 東京と名古屋の間を移動するなら、東京駅〜長野駅間の北陸新幹線と長野駅〜名古屋駅間の在来線特急「しなの」を組み合わせて移動することもできる。

 所要時間は、乗り継ぎにもよるが、およそ5時間弱。長野県内の姨捨駅付近では、日本三大車窓に数えられる雄大な善光寺平の景色も楽しめる。

 「しなの」が走っていない時間帯なら、東京駅〜敦賀駅間の北陸新幹線と敦賀駅〜名古屋駅間の特急「しらさぎ」を乗り継ぐルートも利用可能。こちらは福井県や滋賀県を経由する大回りルートになるが、東京駅〜名古屋駅間の所要時間は「しなの」ルートとあまり変わらない。

 また、長浜や米原など、滋賀県の琵琶湖東岸地域の各駅を利用する場合も、「しなの」より「しらさぎ」ルートの方が便利だ。

パターン3:北陸新幹線+特急「サンダーバード」(東京駅〜京都駅〜大阪駅)

 東京と京都、大阪の間を移動するなら、パターン1の東海道本線利用ルートのほかに、北陸新幹線と在来線特急「サンダーバード」を組み合わせたルートもある。利用区間は東京駅〜敦賀駅間が北陸新幹線、敦賀駅〜京都駅〜大阪駅間が「サンダーバード」。

 パターン2で紹介した「しらさぎ」が敦賀駅から琵琶湖東岸(長浜・米原ルート)で名古屋方面へ向かうのに対し、「サンダーバード」は琵琶湖西岸を走る湖西線経由で京都・大阪方面へ向かう列車だ。

 北陸新幹線との乗り継ぎを考慮したダイヤとなっており、比較的遅い時間帯まで運転されているのも嬉しい。

番外編:夜の間に移動するなら寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」(東京駅〜新大阪駅・姫路駅)

 夜の内に移動できればいいという場合は、在来線の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」を利用する方法もある。

 東京から京都、大阪方面へ向かう場合、翌朝、兵庫県の姫路駅で下車して大阪方面へ戻ることになるが、列車の中で完全に横になって移動できるのは高速バスにはないメリットだ。

 逆に大阪から東京方面へ向かう場合は、大阪駅で直接乗車することができる。

情報のチェックはスパムにも注意

 なお、今回の事故による運行障害では、XをはじめとするSNSで有益な情報が拡散する一方、事故に便乗したスパム投稿もあらわれている。たとえばXの場合、「東海道新幹線」で検索を掛けると、事故とは無関係なサイトのサムネイルに事故現場などの写真を設定し、ユーザーの誤タップを狙うポストが複数確認できる状態だ。

 通常の画像や動画と違い、Xではウェブサイトのサムネイル画像は左下に小さくサイト名を表示しているので、写真や動画をタップする前に一呼吸おき、表示の有無を確認することをお勧めしたい。

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