分譲マンションをスマートに管理するソリューションパッケージ「ZENBU＋ Smart Building Solution」

　アセットコミュニケーションズは7月12日、グループ会社のZENBU PLUSと共同で、分譲マンションをスマートに管理するソリューションパッケージ「ZENBU＋ Smart Building Solution」を提供開始した。

　分譲マンションの建物管理において、業務のアウトソースを目的としたコールセンターの導入は進展しつつあるが、受電以降の業務フローは旧態依然のアナログな形で継続されているほか、居住者向けポータルを立ち上げたものの、利用状況が芳しくないケースも多く見受けられるという。現状の延長線上の改善施策ではなく、フロントマネージャーの生産性向上やマンション管理の省人化といった業務課題を包括的に解決しつつ、入居者の満足度を向上させる総合施策の必要性が高まっていると言える。

　ZENBU PLUSは24時間365日緊急駆けつけサービスを全国で提供しており、入居者アプリ×コールセンターを通じて主に賃貸住宅の入居者向けサービスをおよそ8万戸（2024年4月現在）へ運用。

　ZENBU＋ Smart Building Solutionでは具体的に、設備トラブル対応を起点としたZENBU PLUSによる「入居者アプリ」「コールセンター」「緊急駆けつけ」とBMクラウドを完全連動。管理会社向けダッシュボード・ネットショップ・契約管理・報告管理・請求管理などさまざまな機能を提供する。また、日常清掃や各種点検、修繕工事など建物メンテナンス全般への拡張性も確保。

　コールセンターおよび入居者アプリからの受付履歴をダッシュボードで一元管理し、重要案件を色分けし、すぐにアクションすべきものを仕訳。詳細ステータスの報告で何が起きて、今現在どういった状況なのかが確認できるため、フロントマネージャーの業務をサポート。

ZENBU＋では、入居者アプリと従来型コールセンターをハイブリッドで運用しつつ、AI活用の基本設計を踏まえた業務オペレーションを目指し、受付履歴はBMクラウドを通じてダッシュボードや建物カルテとして、総合的な建物管理デジタル化と一気通貫を実現。

　居住者に対しては、ZENBU＋はX Conciergeと連携した入居者アプリを提供。設備トラブル・お困りごと駆けつけに留まらず、外部サービス連携を含めた暮らしのサービやコミュニティーサービス、入居者ネットショップなどへの拡張性を持つ入居者アプリを提供する。

　ZENBU＋Smart Building Solutionの導入にあたり、管理会社の現在の管理方針に合わせて複数の導入方式を用意。会員サービス方式にて導入を進めた場合、初期費用ゼロ円・月額費用ゼロ円で包括的な業務課題解決が可能。既存システムや仕組みにアドオンし、1棟からのスモールスタートも可能という。

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