ウェアラブルデバイスで真夏の現場作業員の事故防止を実現する「バイタル Palette」
Momoは7月9日、真夏における現場作業員の安全と健康を数値的に計測し、事故の防止を簡単に実現するバイタルセンサ一元管理システム「バイタル Palette」の販売を開始した。
夏場の気温上昇は著しいものの、屋外や空調管理の難しい施設内における熱中症対策は声かけや日除けテント等の設置などによる対策用品の設置に止まっている現状があり、熱中症による死傷者は建設業や製造業が全体のおよそ5割を占めているという。
Momoのバイタル Paletteは、バイタルセンサ-(表面体温・心拍数・血中酸素飽和濃度・血圧センサー)を搭載し、無線通信(BLE)によりリアルタイムでウェブシステムにデータを送信できるウェアラブルデバイスを用いて現場作業員の健康リスクを事前に察知し、適切な対策を講じるためのシステム。
ウェアラブルデバイス本体は携帯しやすい小型軽量、温度は0.1度単位、湿度は1%単位での表示が可能。心拍数、血中酸素、血圧、血糖 値、体温を24時間測定でき、データはデバイス側で7日間保存。アプリにデータを同期して確認することも可能。作業員の健康をクラウドで管理可能して表示できる。
また、オプションで無線通信を介してウェブシステムに送信でき、リアルタイムで表示することのできるWBGT(熱中症指数)温湿度センサーとの連携も可能。
価格は10名まで月額クラウド料金2万2000円からで提供し、希望数に応じて個別に見積もりする。また、API連携により既存の基幹システムやツールとの連携も可能(別途料金が生じる可能性がある)。