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新車を買った情報2024 第133回

ビード落ちない!MIPSでハゲそう!試練を乗り越える自転車用品2024上半期PART1

2024年07月06日 07時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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 自転車用品情報2024、私は四本淑三です。今回の話題の中心といたしますのは、今時の自転車生活における困難を解消するため購入したグッズの数々。

 ロードバイクのタイヤはチューブレス化が進み、ライト・サイコンはもとより変速機構も電化、ヘルメットにも安全性向上の工夫が見られ、一昔前とは快適性も安全性もずいぶんと向上いたしました。しかし、それぞれの進化の過程には、必ず新たな困難が待ち受けており、新しもの好きのユーザーにはそれらを乗り越えてゆく試練が与えられるのであります。

 では、どのような試練が待ち受けているのでしょうか。

試練その1 ビードが落ちない

 ロードバイクにチューブレスタイヤが普及し始めた頃は「硬くてリムにハマらない」「ビードが上がらない」など散々な話を聞いて参りましたが、最近のタイヤやリムについては以前より楽になったと感じております。

 チューブレス対応リムの中央には窪みが設けられており、その窪みへビードを落としてゆくと訳もなく入っていくんですな。これはビードが乗るリム両端より内径が小さいから。取り外す際も同様。親指でビードをペチペチと窪みに落とし、手の腹でタイヤ全体をグリッと下へ押し出すとポロっと外れる。なんだクリンチャーより楽ではないか。おかげでタイヤレバーとは無縁の生活……と思いきや。

 私に試練を与えてくれたのがIRCのチューブレスタイヤ「FORMULA PRO」でした。おのれのビードは接着剤で張り付いとんのか! だったらいっそのことチューブラーにしてやろうか! などと怒気が湧いてくる程度にビードが硬くて外れない。もっとも、そのおかげでエア漏れは少なく安心して使えるタイヤなのですが、ビードが落ちない事にはレバーを使おうが何をしようがタイヤは取り外せません。

 そんな時、私はドアにタイヤを挟んでこじる、タイヤに分厚い革手袋を当ててバイスグリップで挟むといった非道な手を使い難局を乗り切ってまいりました。でも広い世の中、もっと簡単に使える何かがあるはずじゃないか。

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