obniz、IoTセンサーのデータ送信先を振り分けられる「マルチアプリケーション機能」を提供
obnizは6月25日、IoTセンサーデータのクラウド連携サービス「obniz Pipeline」にて「マルチアプリケーション機能」の提供を開始した。
obniz Pipelineは専用のBLEゲートウェイを利用した、IoTセンサーデータのクラウド連携サービス。手の中に収まるデバイスをコンセントに繋ぐだけで、センサーデータを外部のAPIに転送。メーカー問わず、80種類以上のセンサーに対応している。
従来、ゲートウェイからのデータ送信先は1つのみに固定されていたため、すでに稼働しているゲートウェイで「送信先が異なるサービスを追加で利用する」「新しいセンサーのみを新しいAPIで受け取る」などの対応は容易ではなく、APIのソフトウェア開発が必要となっていた。
新たにリリースしたマルチアプリケーション機能により、すでに稼働しているゲートウェイであっても、データの送信先をセンサーごとに振り分けることが可能となった。これにより、受け取り側のAPIを変更せずとも、新たなセンサーを新たな送信先に連携可能となる。また、obniz独自のFirmwareless Technologyにより、ゲートウェイ本体には何らの変更を加えることなく、ウェブ上の設定変更のみで利用を開始することが可能。
obniz Pipelineでは、Wi-Fi接続またはLTE接続の2種類のBLEゲートウェイを利用できる。