【設立6周年】子育て家庭の孤独孤立を防ぎ、健全な子どもたちの成長を ~つなげる6周年とこれからの歩み~
NPO法人つなげる
「私だけじゃないんだ」の声が広がる3000人のコミュニティ
多胎家庭の支援を行なうNPO法人つなげる(尼崎市 代表理事 中原美智子 以下「当団体」)は、双子や三つ子などを育てる多胎児家庭に対象を絞り、『多胎ママが支援を得て、健康で自律的に育児ができるためのエコシステムの実現』を当法人自体の最終成果に置き、不安や孤独を感じやすいという課題を解決するために、多胎ママがつながりあうためのオンラインコミュニティなどを運営しています。 設立6周年の2024年6月28日から7月31日までを寄付強化期間とし、クラウドファンディング形式で目標金額250万のファンドレイジングに取り組みます。
たくさんの多胎ママがつながり、温かいメッセージで励まし合い・支え合う場として育まれてきました
私たちNPO法人つなげるは、2018年6月から活動を開始し、今年2024年6月で6周年を迎えます。団体設立当初から取り組んでいる「つなげるピアサポーター養成講座」では、この6年で講座受講者が122名を数え、そのうちの49名が『つなげるピアサポーター』として活動を共にしています。
様々な形で、私たちの活動に関わってくれているのが『つなげるピアサポーター』です。その中でも『見守りさん』として支えるオンラインコミュニティ事業は、わたしたちの活動を代表する事業となっています。
2019年9月に開設したオンラインコミュニティ『ふたごのへや(LINEオープンチャット)』は、2,959名(2024年6月現在)が参加しています。
匿名で参加できる『ふたごのへや』には、多胎ママにとっての有益な情報や、多胎ママならではの悩みと共感の言葉が、月に4,000件を越えるメッセージとして飛び交っており、多胎ママ同士が励まし合い・支え合うコミュニティとなっています。
2022年3月に実施した『ふたごつなげるアンケート2022(*1)』では、わたしたちのオンラインコミュニティを利用したことで、多胎ママの自責・無力感・孤立感・自信喪失といった負の感情が小さくなっていることがわかり、私たちのオンラインコミュニティ運営事業が、多胎家庭の孤独孤立を予防するのに大きく貢献しているという成果が見えてきています。
実際に、オンラインコミュニティ『ふたごのへや』に参加してくださっている方々からは、「わたしだけじゃないんだ」「みんな同じことを考えているんだ」「やっぱり産んでよかった」という声を聞くことができました。
*1 ふたごつなげるアンケート2022
https://tsunagerunpo.com/wp-content/uploads/2022/07/%E3%81%B5%E3%81%9F%E3%81%94%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%92%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%882022-%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8.pdf
一方で「人数が多くて発信しにくい」「情報が埋もれてしまう」など大きなコミュニティだからこその課題が生まれています
大きなコミュニティに成長したことで、オンラインコミュニティ事業から新たに見えてきた課題があります。それは、ひとりひとりの多胎ママの現状や課題、悩みや困りごとに合わせ、適切な支援につなげる必要がある、ということです。
『ふたごのへや』の累計参加者数はのべ6,286名ですが、退出者数ものべ3,327名であり、現参加者数の2,959名よりも多くなっています。1日150件近くのメッセージを受信する中で、参加者自身が必要と感じない情報も多く、メッセージ開封あるいは受信通知すらわずらわしく感じ、コミュニティからの退出を選択されているのだと推測しています。
6周年を迎えた私たちNPO法人つなげるは、これまで『多胎ママ同士をつなげる』ためのコミュニティを作り、支援を必要とする多胎ママを『支援につなげる』ための活動を行ってきました。
しかし、日本全国どこで多胎妊娠・出産したとしても『多胎ママ同士がつながり』、必要な多胎ママを『支援につなげる』ためには、『社会をつなげる』必要があると考えています。
それぞれの多胎ママにとって、必要な支援が受けられるような社会環境を構築するために、私たちは次の2つの活動を進めていきます。
地域・子どもの年齢・特殊な事情など、各家庭に必要な情報を届ける
専門的な支援ができる団体/自治体などと連携し、適切な支援につなげる
子育て家庭の孤独孤立を防ぎ、健全な子どもたちの成長を ~つなげる6周年とこれからの歩み~
NPO法人つなげるは、すべての子どもたちの誕生が当たり前に喜ばれ、すべてのママ(*)が支援を得て自律的に育児ができることを実現し、『誰もが命の誕生を当たり前に喜べる社会を実現する』ことを目的として活動をしています。(*わたしたちが使う「ママ」という言葉は、性別を問わず、日々育児に追われるママ・パパなどの方々を意味しています。)
わたしたちは、『育児は各家庭の自己責任で行うもので、支援を求めず家庭内でやりきるのが、当然だと考える社会』を社会が抱える構造的問題(システミック・プロブレム)だと捉えています。一人一人のママが望む育児が尊重されづらく・手助けや声がけを必要とママが見えにくくなっていることによって、ママは孤立し・無力さを感じ・自信を失い、「ちゃんとできなくてごめんね」と申し訳ない気持ちになり、子どもたちの誕生を当たり前に喜べない状態にさえなってしまうこともあります。
NPO法人つなげるは、双子や三つ子などを育てる多胎児家庭に対象を絞り、『多胎ママが支援を得て、健康で自律的に育児ができるためのエコシステムの実現』を当法人自体の最終成果に置き、不安や孤独を感じやすいという課題を解決するために、多胎ママがつながりあうためのオンラインコミュニティなどを運営しています。
設立6周年を迎え、地域や家庭ごとの適切な情報提供や、専門的支援との連携を進め、日本全国で必要な支援が受けられる社会環境を目指していきます。
◆主催:NPO法人つなげる
◆期間:2024年6月28日(団体設立日)~2024年7月31日
◆目標:250万円
◆寄付金使途:多胎児家庭が必要とする情報や機会を届けるためのオンラインコミュニティ運営費
寄付プロジェクトページ
https://syncable.biz/campaign/6111