主要ベンチマークでパフォーマンスをチェック
Ryzen 5 8500Gで、ひと通りのベンチマークを実行して、その実力のほどを確認していこう。比較対象としては微妙だが、手持ちに6コア/12スレッドCPUのRyzen 5 7600があったので計測している。
テスト環境 | |
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CPU | AMD「Ryzen 5 8500G」(6コア/12スレッド、最高5.0GHz) AMD「Ryzen 5 7600」(6コア/12スレッド、最高5.1GHz |
CPUクーラー | CORSAIR「Hydro XC7 RGB PRO ウォーターブロック」 (360mmサイズラジエーターなど、本格水冷) |
マザーボード | MSI「MPG B650I EDGE WIFI」 (AMD B650チップセット、Mini-ITX) |
メモリー | CORSAIR「VENGEANCE DDR5 」 (16GB×2、DDR5-6000) |
ビデオカード | AMD Radeon 740M Graphics AMD Radeon Graphics |
ストレージ | Samsung「980 PRO 2TB」 (2TB M.2 SSD、PCIe 4.0 NVMe) |
電源ユニット | FSP「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」 (80PLUS PLATINUM、1000W) |
OS | Microsoft「Windows 11 Home」(23H2) |
基本性能を「CrystalMark」でチェック
まずは20年ぶりに新作が公開されたひよひよ氏のCPU、GPU、ディスク性能を測る総合ベンチマーク「CrystalMark Retro」を実行してみた。CPU、ディスク、2Dグラフィックス(GDI)、3Dグラフィックス(OpenGL)の性能をワンクリックで測定できる。
総合(ALL)のスコアに大きな差はなく、CPUの「マルチ」はZen 4×6コアのRyzen 5 7600が大きくスコアを伸ばしている。GPUでは、3DこそRadeon 740MのRyzen 5 8600Gが圧勝しているが、2Dは4つのテストパターンすべてで後れをとっている。
ちなみに2Dテストのスコア算出は、「AMD Ryzen Threadripper PRO 5995WX + GeForce RTX 3070の環境で、各スコアが1万となるよう調整している」とのことなので、スコアとしては十分な結果となっている。実際、動画再生時のGPU負荷を確認すると、「Video Codec 0」などの使用率はRyzen 5 8500Gが内蔵するRadeon 740Mのほうが低くなっていた。
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