有機EL搭載&真のプロ仕様になったiPad Proに、Apple PencilもProに進化! 春のiPad祭り特集 第20回
iPad Proに肉薄する13インチ「iPad Air」、バッテリー持続時間は仕様の2倍!?
2024年06月22日 12時00分更新
iPadではあまり注目されないカメラ仕様は?
カメラと言えば、iPadの機能の中でもあまり注目されない部分になってきたという印象がある。特にiPad Airでは、ほぼ現在と同じ本体デザインになった第4世代以降、大きな変化が見られないので、その傾向はよけいに強い。比べるまでもないが、新しいモデルの発売ごとにカメラの機能や性能が注目されるiPhoneとは大きな違いがある。
スペックを比べてみても、リアカメラについては、カメラユニットそのものより、映像を処理するハードウェアやソフトウェアの変更によると思われる微妙な変化が見られるだけ。フロントカメラについては、第4世代と第5世代で画素数が増え、絞り値が大きく(暗く)なっているものの、第5世代と今回のM2モデルの間には、さほど大きな変化は見られない。
ただし、すでに述べたように、今回のM2モデルで、フロントカメラの位置が変更になっている。これまでのiPadのフロントカメラは、充電コネクターと反対側のディスプレイのベゼルの短辺の中央付近にあったが、M2モデルでは充電コネクターを右に向けた際に上になる長辺の中央付近に移動した。
これは言うまでもなく、iPad Airを横向き(ランドスケープ)に置いて使うことを標準と考えるようになったことを意味する。少なくともデスク上では、以前からその向きで使っていた人も多いだろう。その場合、ビデオ会議などで自分を写すカメラが画面の左、または右端になるので、自分の視線の向きが不自然になることを気にしていた人も少なくないと思われる。
MacBookシリーズなどでは、当然ながら横向き画面でしか使わないし、その画面の上辺中央にカメラがあるのが標準だ。iPad Airも、それに合わせたと考えることもできる。いずれにせよ、これでiPadをビデオ会議に使う際のカメラの位置の不自然さがようやく解消された。
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