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ネットで「ヒヤっとした話」を集めよう 第38回

絶対儲かる話なんてありません

有名人を使って騙す「SNS型投資詐欺」にヒヤッのちムカッ

2024年06月17日 18時00分更新

文● せきゅラボ

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「SNS型投資詐欺」は男女ともに50~60代の被害が多い

警察庁は「SNS型投資詐欺」の名称で注意喚起

 ASCII.jpのYouTubeチャンネル特番からスピンアウトした「思わずヒヤッと/ホッとした、ネットにまつわる怖い話」を紹介する連載第38回。

 今回は「もう騙されないで! 有名人なりすまし広告にヒヤッというか、ムカッとした話」をお届けします。

有名人なりすまし広告にヒヤリというかムカッ!

 最近よくニュースになっている「有名人なりすまし広告」。一時期はFacebookでよく流れてきました。最近はあまり見かけなくなった代わりに、芸能人の顔写真と意味不明なキャッチフレーズだけの謎の広告バナーが目に付くようになった気が。わたしは詐欺られるお金自体を持ち合わせていませんが、親や親戚の心配は必要なので、ヒヤリというかムカッときます。

 今回のヒヤリ案件は、未だ問題となっている“有名人の写真などを無断で使った広告”についてのお話です。多くの場合、「広告」といっても特定の物品ではなく「おカネ」に関わる広告であることがほとんどです。

 たとえば著名な経済評論家が投資相談会を主催する、資産家による資産形成術、実業家が注目する株式銘柄の情報提供……などなど、その内容は多岐にわたります。

 そういった広告に興味を持ち、クリックしてアクセスしてしまうと、広告に登場している有名人が登場する……などということはまずなく、アシスタントやスタッフを名乗る人物が登場して直接メッセージ送ってくることが多いようです。

 本人ご登場とはならなくても、その写真を使っていることに加え、メッセージによる直接のやりとりが心を許してしまうきっかけになるようで、上手く丸め込まれてセミナーへの参加料金や秘密の投資金と称して金銭を振り込んでしまう被害者が跡を絶ちません。

 警察庁によれば、2024年1〜3月には前年同期の6倍を超える計1700件の被害が確認されたそうで、被害金額はなんと約219億円に上っているそうです。

 警察庁はこうした有名人の写真などを使った詐欺を「SNS型投資詐欺」の名称で広く注意喚起しています。

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