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Lepton Hydro WSZ790 Cubeをレビュー

14900KF&RTX 4090で小型キューブを実現できるデュアル水冷ワークステーションは怪作か?傑作か?

2024年06月18日 10時00分更新

文● 松野将太 編集●ジサトライッペイ/ASCII

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ワークステーションでは珍しいキューブ型

 Lepton Hydro WSZ790 CubeのPCケースは、SilverStoneのMicro-ATXフォームファクターに対応する「SUGO 17」。ワークステーションでは採用例が少ないキューブ型でありながら、内部の拡張性は非常に高い製品だ。

 本体サイズは202(W)×451(D)×286(H)mmで、幅や奥行は一般的なタワー型PCケース並みだが、高さは300mm未満と小型だ。机の上に置いても圧迫感が少なく、この設置自由度の高さは大きな魅力と言える。

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SUGO 17は高い拡張性を備えたコンパクトキューブ型PCケース。PCパーツの配置はやや複雑だが、モジュラー設計でフレーム部分を個別に取り外せる

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 モジュラー設計を採用し、前面および左右パネル、ラジエーターやファンを装着可能な2つのフレームを個別に取り外せる。ダストフィルターこそないが、ホコリ取りやラジエーターファンの清掃は比較的しやすいはずだ。

 とはいえ、ハイエンドPCパーツをぎっしり詰め込んでいる都合上、内部はかなりの密度になっている。仮に自分でPCパーツの交換や点検をしたい場合は少し苦労するかもしれない。

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前面は通気口なしの1枚板で、左側面はほぼ全面に通気口がある

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右側面の通気口はパネルの下半分に位置する。いずれもふさげば吸気・排気を阻害するので注意が必要だ

 天面と側面パネルは、いずれもシンプルなスチールの1枚板を採用。通気口は天面、と左右の側面パネルに設けられている。大部分の吸気・排気は、天面と左側面に装着したラジエーターファンが担っている。

 それゆえ、この通気口をふさぐように配置することは望ましくない。壁に寄せて置く場合は、なるべく一定の隙間を空けておきたいところだ。

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