このページの本文へ

COMPUTEX TAIPEI 2024レポート 第63回

PCゲーマーにとっての“GOD”、会場にできた花道に紛れてみた

ジェンスン・フアン氏をCOMPUTEX会場で間近で見た話

2024年06月11日 19時30分更新

文● 八尋 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

6月2日に実施されたNVIDIAの基調講演でのジェンスン・フアン氏。望遠カメラで撮影してこの距離でした

COMPUTEX会場にジェンスン・フアン氏が!
運よく間近まで行けました!

 PCゲーマーにとって、ビデオカードは必須といえるパーツの1つです。描画処理が重要なゲームでは、GPUの性能がよければよいほど、高い解像度、クオリティーで遊べます。CPUにも内蔵GPUを搭載するモデルがありますが、それとは別に搭載できる、GPUを搭載する拡張カードがビデオカードというわけです。

 そんな、ビデオカードに搭載するGPUを開発している企業の1つが、NVIDIA。ゲーム向けのビデオカードといえば、NVIDIAのGeForceか、AMDのRadeonが挙げられると思いますし、どちらかというとGPU単体でいえば、ゲーム向けはまだまだGeForceシリーズのほうが人気といっていいでしょう。

 COMPUTEX TAIPEI 2024では、多くのメーカーがGeForce RTX 40シリーズを採用するビデオカードを展示していましたし、NVIDIA自体も6月2日に基調講演を実施し、会場が超満員になるほどの注目度だったのには驚きました。

多くのメーカーがこのGeForce RTX 40シリーズを採用するビデオカードを展示

NVIDIAの基調講演は、国立台湾大学総合体育館で実施され、体育館の席がすべて埋まるくらいの超満員でした

 そんなNVIDIAの創始者でCEOのジェンスン・フアン氏はもちろん基調講演に登壇しましたが、なんとCOMPUTEX TAIPEI 2024の初日となる4日に会場にも訪れていました。

 私がそのことに気付いたのは、MSIの取材をしているとき。初日なのでめちゃくちゃ人はいましたが、それでもMSIとASUSのブースの人だかりは異常でした。最初はさすがMSIとASUS、注目度高いな! と思っていましたが、途中で「ん? これは何か違うぞ」と違和感を覚えました。展示製品を見て、取材している人も多かったのですが、そのほかに2人くらいが通れる程度の花道を作る人達がでてきたのです。

 これはただごとではない。と思いながら花道の方に向かうと、ちょうどジェンスン・フアン氏が歩いてくるではないですか! 花道を作っている人達は大興奮で、「サイバーパンク2077」とコラボしたGeForce RTXシリーズのビデオカードの空き箱を掲げている人や、色紙を持っている人までいました。

 ジェンスン・フアン氏は、PCゲーマーからすると神様みたいなものです。だってビデオカードがなければ、ここまで快適にPCゲームは遊べてないかもしれないもの。ゲームやPCパーツに興味がない人からすれば「革ジャンを着たおじさまが視察しているだけでなんで?」って思うかもしれませんが、そう思っている人はおそらくCOMPUTEXの会場にはいなかったのではないでしょうか。それくらいの人だかりでした。

メディアも、そうでない人たちも大興奮!

 COMPUTEX TAIPEIでNVIDIAは、今後もAIにかなり注力することを発表していました。合わせて以下の記事もチェックしてほしいのですが、AI×医療、AI×ゲーム、AI×自動車など、今後はAIのテクノロジーがさまざまな分野で活躍していくことになりそうです。その際に、テクノロジーの中核にいるのはNVIDIAなのかも? と感じる基調講演でした。

 

 NVIDIAは、6月5日にニューヨーク市場においての株価が上昇し、アップルを超えて世界で2番目に時価総額が高い企業になりました(関連記事)。間違いなく今後も世界が注目する企業の1だと思いますし、PCゲーマーとしても目が離せません。そんなNVIDIAのCEOをこの距離で目視できて、COMPUTEX来てよかった! 一生の思い出になるな! という取材になりました。

■関連サイト

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中