このページの本文へ

東京ロボティクス、力制御可能な全身人型ロボット「Torobo」と多指ハンド「Torobo Hand」の新型を提供開始

東京ロボティクス株式会社
2024年06月10日

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

東京ロボティクス株式会社
AIと連携したロボットの動作生成の研究や、人型ロボットの産業応用の研究に最適


新型Torobo(左)と新型Torobo Hand(右)

最先端ロボット技術を追求する東京ロボティクス株式会社(東京都文京区、代表取締役:坂本義弘)は、研究者向けの力制御可能な全身人型ロボット「Torobo」と多指ハンド「Torobo Hand」の最新バージョンの提供を開始します。

昨今、生成AIによるロボットの動作生成が注目されていますが、AIによって生成されたモーションと現実世界のズレは操作対象物やロボット自体の破壊に繋がります。ToroboおよびTorobo Handは、インピーダンス制御を用いたコンプライアンス特性により、外力の受け流しや、外部拘束への倣い、衝撃の吸収などが可能です。それにより、接触が多い環境下でも安定した動作が可能になります。また、人間と同様のサイズと出力(可搬)を有するため、現場での実作業を想定した研究開発にも最適です。
Toroboの特徴
人間と同様のサイズや可搬重量
・身長1,680mm、本体重量125kg、片腕可搬重量7kg(最悪姿勢時)
人間と同様の動作を行うための軸構成
・腕7軸×2本、腰3軸(下からP-P-Y)、首3軸、全方位移動台車
リアルタイム可変コンプライアンス
・腕や腰の関節インピーダンスや、手先のカルテシアンインピーダンス特性をリアルタイムに調節可能
背部に設けられたDC24V-600W出力ターミナル
・オプションでGPU付のPCを搭載可能
ROS2対応
・ROS2に対応しているため、他社製のハンドやセンサとの連携が容易です
最小限の構成で提供
・研究者の多様なニーズに応えるべく、頭部カメラなし・ハンドなしの最小限の構成で提供いたします。カメラ付頭部や下記Torobo Handはオプションとなります

詳細は以下のパンフレットにてご確認ください。
詳細を見る
<参考デモ>
以下より旧型Toroboのデモを御覧ください。新型でも基本的に同様の機能が実装されますが、軽量になるため、より素早い動きが可能になります。