「小説」を食わせる
電子書籍の内容をそのままアップロードすることは現時点では難しいが、PDFもしくはテキストになっているのであれば長編小説でもまるごと読み込ませることができる。(上限は公表されていないが、NotebookLMの心臓部であるGemini 1.5 Proのコンテキスト長は200万トークン)
今回は「青空文庫」から著作権の失効している太宰治の小説「走れメロス」のテキストファイルを入手し、全文をコピー&ペースト。
ノートブックガイドが生成された。
まずは「メロスはなぜ激怒したの?」と聞いてみたが、これは小説冒頭にきっちり書かれていたのであまり意味のない質問だった。
次に「メロスは走っている間どんなことを考えていたの?」と聞いてみると、時系列順にメロスの心情が解説された。現国のテストなら100点取れるのではないか?
生成メニューからは「Timeline」を試してみよう。
思った以上に詳細なタイムラインが表示された。これは便利。
とは言え、基本的に小説は自分で読んで楽しむためのもの。使い方はひとそれぞれだが、ミステリーの登場人物リストを作成してもらうなどしたら、便利なのではないだろうか。
また、小説家やシナリオライターなどは自分が書いたテキストを食わせておけば、整合性のチェックなどにも使えるだろう。