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COMPUTEX TAIPEI 2024レポート 第43回

光モノ極まれり! 画像と動画を表示可能なホログラムPCファン「Holo Fan」でPCが派手派手だっ

2024年06月07日 08時00分更新

文● ジャイアン鈴木

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 最近のデスクトップPCは前面にディスプレーがあることは珍しくもない。CPUクーラー、PCケースのガラス面、キーボードなどにもさまざまなディスプレーが搭載されている。

 今回、COMPUTEX TAIPEI 2024の展示物でご紹介するのは、PC派手派手計画の締めくくりにふさわしいアイテム。画像、映像を浮かび上がらせるPC用ケースファン「Holo Fan」だ。

COOLIFY「Holo Fan」

 「Holo Fan」は「世界初のホログラムPCファン」と謳うPCケースファン。前面にはLEDが内蔵されており、回転に合わして輝度や色を制御。その残像により、ファン前面に画像、映像を浮かび上がらせるという仕組みだ。

パッケージ表面

パッケージ裏面。日本語表記はあるが、技適の記載は見当たらない

消灯時。前面には94個のRGB LEDが並んでいる

 解像度は300×49dpi、表示サイズは直径103mm。「Holo Fan」にはWi-Fi機能が内蔵されており、スマホから接続する。その後PNG、JPEG画像、MP4映像をアップロードすれば、その画像、映像が表示される。3D CGキャラクターなどを動画で回転表示させれば、立体的に感じられる。そこから「ホログラムPCファン」と銘打っているわけだ。

「Holo Fan」のSSID、パスワードを入力してWi-Fi接続したあと、専用アプリからアップロードする画像、動画を選択する

画像、動画のサイズはファイル選択後に調整可能だ

 ケースファンとしての仕様は、ファンスピードが2600rpm、ファンエアフローが52cfm、ファンエアプレッシャーが2.75mmAq、ファンノイズが25.2dBA。PCへの接続は通常のケースファンと同じで、ケーブル1本で接続する。

 「Holo Fan」は「世界初のホログラムPCファン」と謳うPCケースファン。前面にはLEDが内蔵されており、回転に合わして輝度や色を制御。その残像により、ファン前面に画像、映像を浮かび上がらせるという仕組みだ。

ファンと筐体は透明樹脂

「Holo Fan」の背面

 実際に「Holo Fan」に表示されている画像を見ても、ホログラム(3次元像)としては見えない。立体感を演出したいのであれば、3D CGで立体的な動きをしているMP4映像を用意する必要があるわけだ。とはいえ現在ではさまざまなデータ、変換ツールを入手できる。本製品用のMP4映像を用意することはそれほど難しくはない。

「Holo Fan」は個別に管理するので、装着しただけ異なる画像、映像を表示できる

キャラクターやロゴが回転しているMP4映像は、立体感を得られる(下の動画参照)

キャラクターが動くMP4映像を表示

これは静止画を映し出しているもの

 「Holo Fan」はそれぞれにWi-Fi機能が内蔵されているので、個別に画像、映像を登録できる。ファンごとにそれぞれ異なるキャラクターを躍らせられるわけだ。今回出展していたDYNATRONの説明員によれば、4~6週間後に大量生産に入る予定で、価格はひとつ45ドルとのこと。ケースファンとしてはかなり高めだが、ぜひ日本でも販売してほしいユニークな製品だ。

「Holo Fan」はDYNATRONのブースで展示されていた

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