COMPUTEX TAIPEI 2024レポート

GIGABYTE×AI×アート×テクノロジー

アーケード型筐体で画像生成対決! GIGABYTEのAI応用特別展示会「Ai NEW ERA」が楽しかった

文●八尋 編集●ASCII

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GIGABYTEの応用特別展示会「Ai NEW ERA」に行ってきました。中にはアーケード型の筐体があり、なにやら対決ができるようです

 6月4日に、COMPUTEX TAIPEI 2024がついに始まりました。GIGABYTEは開催に先駆けてローンチイベント「UNLEASHED!」を実施し、ローカルAI向けのソリューション「AI TOP」を発表しました。多くのメーカーがAIに注力しているなか、ソリューションの名前に“TOP”と入れるくらいですから、同社の本気度が伺えます。

 そんなGIGABYTEが、発表会会場やCOMPUTEX会場とは別の場所で、AI応用特別展示会「Ai NEW ERA」も開催中です。Ai NEW ERAは、GIGABYTEのパソコンを駆使した、AIとアート、AIとテクノロジーを掛け合わせた展示が楽しめます。

 AI×テクノロジーというと堅苦しいイメージがありますが、Ai NEW ERAはそういうところではなく、絵や映像、音楽、ゲームなどと掛け合わせることで、目や耳、身体の動きで楽しめるようになっています。

アーケード型筐体で画像生成バトル!?

 入口から進んでいくと、まず出迎えてくれるのが、AIと音楽と映像を掛け合わせてできたアートとなります。ブラジルのアーティストが手掛けた作品で、「Resolume Arena」という絵をアニメーション化して、音楽と組み合わせるソフトウェアを使用しています。音楽に合わせてアニメーションが動いているさまは、見ていて不思議な気持ちになりました。

「Resolume Arena」を使った芸術作品が流れています

 そして、一番面白そうだったのが、AIを駆使して画像を作り上げ、その点数をAIが審査するバトルが可能なゲームです。ゲームセンターのような筐体が用意してあり、プレイヤーはテキストを入力して画像を生成させていきます。制限時間が来るまでに生成した画像を、最終的にAIが判定します。

筐体にはVS AIと表示されています

まずはテーマが表示されます

テーマに合った画像が生成されるようにテキストを入力していきます

どんどん画像が生成されていきます

生成された画像から1枚ピックアップします

AIが勝敗を判定

決着がつきました

 なお、週末には大会も行なわれているようで、その際の決定戦は来場客の投票制にしたとのことです。画像生成の知識がないと遊ぶのは難しそうですが、しっていれば楽しいバトルになりそうだなと感じました。

 また、カメラに映った映像を読み込んで、瞬時に指定したイメージに合ったイラストを生成してくれるソフトや、ペンタブで書き込んだものを、AIが瞬時に立派な絵に仕上げてくれるソフト、解像度が低い写真をAIが補正してきれいにしてくれるソフトなど、さまざまなAIを駆使したテクノロジーを実際に体験することができます。

カメラに写っている映像を、リアルタイムでテーマに沿った絵に変換してくれるソフト

ペンタブで入力した荒めのペイントを清書してくれるソフト。テーマに沿って人物の見た目も変更できるようです

解像度が低い写真を補正してくれるソフト

 とくに後半に体験したソフトは、パソコンのパワーとソフトさえあれば、どこでも体験できるようになるテクノロジーだなと感じました。すでに写真・動画編集といったクリエイティブな作業にAIを駆使することは増えてきていますが、今後はAIとアートも融合するのが当たり前になるのかもなと感じる展示会でした。

GIGABYTEのマシンを使って、AI×絵、AI×映像といった作品を生み出すアーティストが増えるかもしれませんね

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