PC/IT系編集者の心構えに通ずるありがたい説法も
再起の時来たれり! インテルPCマイスター上級試験・不合格者のための補講を受けた話【実技編】
2024年06月08日 10時00分更新
トラウマを乗り越えろ!実技+筆記の通電ミニテスト
休憩時間が終わり、いよいよ上級資格の合格がかかったミニテストです。ミニテストは1回目の試験と同様、とある理由でBIOSが起動しないPCのトラブルシューティング。実機はそのトラブルを解決し、BIOSが起動しない理由を筆記で回答します。
なお、通電チェックは3回までOK。最初の試験の時は1回のみでしたが、その後条件が緩和されたようです。まあ、たしかに3回ぐらいのほうが実践的ではありますな。
このテストのポイントは、「目視に頼らず、PCを実際に触ること」です。当たり前っちゃ当たり前のことですが、これがなかなか徹底できないこともあるのです。急いでいる時や疲れている時なんかは特に……。
例えば、メモリースロットはモジュールを中途半端に挿している状態でも、ラッチが正常にはまっているように見えるものもあります。実際、そのせいで僕は最初の通電テストをクリアーできませんでした。
すぐに席に戻り、「もしや……」と思い、メモリーモジュールをつかんでみると案の定ぐらっとしましたもの。触らないと見えないものがあるのです。PC自作には。
あとは、ひたすら解答用紙と向き合います。僕が見つけたトラブル要因は、電源ユニットのモジュラーケーブルの脱落、CPUクーラーのぐらつき(外してみるとCPU自体が入ってませんでした)、フロントパネルケーブルの配線ミス、メモリーモジュールの半挿しの4つ。