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T教授の「戦略的衝動買い」 第786回

ほぼカセットテープサイズ「Bluetoothスピーカー」を衝動買い

2024年05月31日 11時45分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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Opt! オプト「OPT90 カセットスピーカー」を衝動買いした

懐かしくレガシーなカセットテープにそっくり
Bluetoothスピーカー「OPT90」を衝動買い

 1963年に発表されたコンパクトカセットテープ(カセットテープ)が、半世紀以上経った令和の時代にも若い世代を中心に人気らしい。最近では滅多に見ることのないオープンリールテープの2個のリールイメージを凝縮し、プラスチック製のケースに収めたようなモノだ。

 同じサイズの2つの丸いリールの間に巻かれた幅の細い磁気テープが、カセットプレーヤー側の磁気ヘッドの前を通過する時に音楽を録音したり単に再生する、分かりやすい仕組みだ。

 1960年後半から1980年代に、FM放送やレコードからカセットテープに音楽を録音して自分のプレイリストを作って楽しんでた人なら、途中でたるんだテープの修復や少しの巻き戻しをする時に、リールの穴に鉛筆の軸を挿し込んで回した経験のある人も多いだろう。

 そんな懐かしくレガシーなアナログ音楽時代のカセットテープにそっくりなBluetoothスピーカー「OPT90」を、今年の春先に衝動買いしていた。しかしあまりにも筆者の日々の生活に溶け込んでいたために、買ったことも忘れていて紹介する機会が半年近く遅れてしまった。

 OPT90のケースであるプラスチックケースも、本物のカセットテープのケースとそっくりだ。しかし、実際はケースの底に充電用の短いUSBケーブルを収納しているので、OPT90版カセットテープのケースサイズは少し高さが大きい。同梱物はOPT90本体とUSBケーブル、取説の3点だ。

 今回のOPT90は、以前に衝動買いした「FM付き レトロスピーカー」とよく似た、メディアプレーヤーと呼ばれる音楽系のガジェットだ。FM付き レトロスピーカーは、名前の通りFMラジオ機能と音楽ソースのメディアとしてmicroSDカードにも対応している。

「FM付き レトロスピーカー」に乗せてみた

 OPT90はBluetooth5.3でつながるスマホなどの機器と、内蔵SDカードスロットで読めるmicroSDの2つの音楽ソースにだけ対応している。現在の音源がBluetoothなのかmicroSDなのかを音声で教えてくれるところは、FM付き レトロスピーカーなどの一般的なメディアプレーヤーと同様だ。

 前述したようにOPT90のサイズは、ほぼ実際のカセットテープと同じサイズだ。外観上の違いは表面に見えるスピーカーの音が出てくる小さな複数の穴と、両側面に配置された3個のボタンと内蔵している400mAhリチウムイオン充電池に充電するためのUSB Type-Cポート、そしてmicroSDのスロットだ。

 3つのボタンは、中央のボタンが長押しで電源のオン/オフ。オン/オフは音声とインジケーターLEDランプが知らせてくれる。短い2回押しでBluetoothモードと内蔵microSDモードの切替。1回押しでポーズ&再生だ。両端のボタンの1回押しで曲送り曲戻し、長押しで音量アップ/音量ダウンの機能となる。

 内蔵400mAhのリチウムイオン電池への充電は、一般的な5V-1AのUSB/ACアダプターやモバイルバッテリー、パソコンのUSBポートから可能だ。約2時間で満充電となり、赤いLED表示が青に変化すれば満充電だ。バッテリーは最大音量で約6時間程度持続可能だ。これはなかなか心強い。

 microSDカードは最大何GBまで対応可能なのか、取説にもパッケージにも記述はなかった。筆者は最近あまり使う機会のない余っていた32GBのmicroSDのほんの一部を使って、数百曲以上のMP3ファイルを入れて再生している。幸いにも最後まで全部聴いたことは一度もないので、32GBで十分だと思っている。

 microSDカードはスロットの奥まで入り、OPT90の側面の表面から全く出っ張らず面一(ツライチ)で格好良いのだが、挿入時に爪先で奥まで押し込む必要があるので、ちょっと厄介だ。爪を大事にきれいにしている方なら、爪先ではなくSIMピンの持ち手側の薄い部分を使って押し込み、取り出しをする方が良いかもしれない。

 うっかりmicroSDを押し込んでいる際中にその薄い部分が爪やSIMピン位置からうっかりズレてしまうと、内部のスプリングの反発力でmicroSDカードが弾かれてどこかに飛んで行ってしまう危険性があるので、慎重に挿抜は慎重にしたい。

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