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直販価格は2万円台

JBL、タッチディスプレー付き充電ケースで価格を抑えた完全ワイヤレス「JBL LIVE BEAM 3」

2024年05月29日 17時49分更新

文● ASCII

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JBL LIVE BEAM 3

 ハーマンインターナショナルは完全ワイヤレスイヤホン「JBL LIVE BEAM 3」を公開した。

追記:正式発表日は5月30日。発売日は6月7日に決定。価格はオープンプライスで直販価格は2万8050円。(5月30日)

ケースにタッチパネル付き、音質も機能も優れる

 高コスパ・多機能で人気の「LIVE FREE 2」、充電ケースに液晶ディスプレーを備え、多機能が魅力の「TOUR PRO 2」の利点を融合し、製品力を強化した新スタンダードモデルという位置付けとのこと。直径10mmのドライバーは、振動板にPEEK素材を採用。高剛性かつ歪みが少なく、低域が豊かで力強く、高出力でも安定した一貫性のとれた音質が特徴だという。また、Bluetooth伝送時にLDACコーデックが選べ、JBLブランドとしては初のハイレゾワイヤレス対応の機種となっている。

 マイク性能の高さもこだわりで、ノイズキャンセル時には生活雑音の多い、中域から低域のノイズを効果的に低減。さらにアプリを使って通話時の声の品質をカスタマイズできるなど、ハイブリッドワークも意識した仕様になっている。

JBL LIVE BEAM 3

LDACにも対応した新製品だ

JBL LIVE BEAM 3

耳甲介をホールドできるバッズ部分、イヤーピースを取り付ける軸(ステム)は長め、丸く細いスティック形状が特徴。軸とイヤーピースの両方が楕円形になっているのもこだわりポイントだ。

 イヤホンはショートスティックで重量は各5g。軸の部分とイヤーチップの部分の両方が楕円形の「デュアルオーバルシェイプ」となっている。密閉性を高くできるので、遮音性に優れ、高音の再生やANCにも有効だという。ノイズキャンセルはリアルタイム補正付きのハイブリッド型。20Hz~40kHzのワイドレンジ再生に対応。Bluetooth 5.3準拠で、上に述べたLDACに加え、SBC、AAC、LC3(予定)コーデックに対応する。

 充電ケースのディスプレーはタッチ操作に対応。TOUR PRO 2になかった仕様として出荷時から日本語化が完了していたり、日本のユーザーから要望の多かったストラップホールを備えていたりする。TOUR PRO 2がアップデートで対応した壁紙変更機能も持つ。防水等級はイヤホン本体がIP55、充電ケースがIPX2。バッテリー駆動時間はANCオフの状態で約10時間(ケース充電併用で最大約48時間)。LDACで接続し、ANCをオンにした状態で約6時間(同約18時間)。マルチポイント接続や、Dual Connet(片側使用)、EQ、パーソナライズ機能(12ポイントのチェックに対応したPersoni-Fi 3.0)などを備える。

JBL LIVE BEAM 3

ストラップを付けたいという要望は日本ユーザーからも多かったそうだ。

 なお、数量限定でARTISAN&ARTIST*別注のオリジナルハンドストラップが当たる、先着プレゼントキャンペーンも実施する。保護フィルムも付属するのでお得だ。期間は6月30日までで、賞品がなくなり次第終了。会場では4色のバリエーションすべてが展示されていた。

JBL LIVE BUDS 3

LIVE BEAM 3はショートスティックタイプの密閉型だが、会場では耳栓タイプのLIVE BUDS 3も展示されていた。こちらの国内発売も期待したい。

耳を撮影してフィットする製品をAIが提案、JBLの新ソフト

 発表会場ではJBLの新提案「Fit Checker」についてのデモも実施されていた。これはカラーも含めて40以上のバリエーションがあるJBLブランドのイヤホン製品から自分に合ったものを見つけやすくするための提案。機能はもちろんだが、装着性にフォーカスを当てた提案になっているのが特徴的だ。

 具体的にはタブレットやスマホを使って、自分の耳を撮影したり、簡単な質問に答えることで最適なフィット感が得られるタイプを耳栓スタイルの「Buds」、密閉性を確保したショートスティック型の「BEAM」、そしてオープン型の「FLEX」から提案してくれるというもの。耳の形状は50ポイント以上を計測して、AIで解析。店頭什器などに設置して、適切な商品を選びやすくするという。

JBL LIVE BEAM 3

40もの品番が用意されている完全ワイヤレス

JBL LIVE BEAM 3
JBL LIVE BEAM 3

Fit Checkerの画面

JBL LIVE BEAM 3

 イヤホンを長時間使用するシーンは増えており、その装着感は非常に重要なファクターだ。これをフィーリングではなく、人間工学的なアプローチで解決しようとしているのが面白い。自分の思い込みと違った結果も出たりして楽しい。一度体験してみては?

JBLの完全ワイヤレスは非常に豊富な商品をラインアップしている

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