絶対行きたい! この街のあの名所 第108回

自然のなかに暮らす動物たちを間近で観察できる「盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ)」

文●越智龍二 イラスト●サタケシュンスケ

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 岩手県の県央に位置する県庁所在地で、石川啄木や宮沢賢治が青春時代を過ごした街として知られる盛岡市。その宮沢賢治も歌を詠んだ伝統行事「チャグチャグ馬コ」の開催を6月8日(土)に控える市内には、日本百名城の一つに選ばれる盛岡城跡の壮大な石垣や、レトロで趣のある赤レンガ館(岩手銀行((旧盛岡銀行))旧本店本館)など歴史を感じられるスポットが点在しています。また、市内周辺には、雄大な岩手山や北上高地など自然豊かな環境も広がっています。

 今回は、その自然の地形を生かして作られた動物園「盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ)」をご紹介。自然と共生するというテーマに沿った展示により、動物たちを至近距離で見られると評判で、カワウソやピューマなど全国にファンを持つ人気動物も展示しています。昨春のリニューアルオープンから1年間で20万人以上が訪れた大人気の動物園なので、盛岡市への旅行を検討している人は、こちらもチェックしておいてはいかがでしょうか。

 

総入場者数は600万人を突破! 目の前で見るカンガルーにびっくり!!

 1989年に開園した盛岡市動物公園の老朽化に伴い、約1年半の休園を経て2023年4月にリニューアルオープンした「盛岡市動物公園ZOOMO」。新しく生まれ変わった園内では、ガラス面の使用や動線を工夫することで、動物をより間近で観察できるようになったと評判で、今春には開園以来の入場者数が600万人を突破しました。岩山の自然を生かした緑豊かな園内は5つのエリアに分かれ、ツキノワグマや二ホンイヌワシ、ニホンカモシカなど日本の動物が暮らす里山エリア、キリンやゾウ、ライオンなどアフリカに生息する動物を展示するサバンナエリア、牛や羊などの家畜と人の関係を伝える牧場エリアなどが点在。さらに、カンガルーが暮らす広場内に来場者も入ることができるカンガルーヒルのほか、カナダのビクトリア市と姉妹都市であることから北アメリカに生息する動物を展示しているビクトリアエリアではカナダカワウソのカエデやピューマのニーナとタフといった全国にファンがいる人気動物も展示しています。今夏には、各エリアで飼育スタッフの解説を聞きながら動物たちの食事シーンを観察できるイベントや、昆虫採集に特化したイベントが日時限定で開催される予定。ナイトスコープや暗視カメラを使って、夜の動物たちのリアルな姿が見られる人気イベント「ホントの夜の動物園」は、6月29日(土)、7月13日(土)、8月10日(土)、9月21日(土)に行われます。

DATA
盛岡市動物公園ZOOMO
住所:岩手県盛岡市新庄下八木田60-18
電話:019-654-8266
https://zoomo.co.jp/

 市内および隣接する雫石町には、ウィンドサーフィンなどのレジャーが楽しめる「御所湖」や、初夏にはポピーが咲き誇り、水遊びもできる「御所湖広域公園ファミリーランド」など、暑くなるこれからの季節におすすめのスポットも多数。名物の盛岡冷麺やわんこそばなどのひんやりグルメも楽しんで、盛岡市を満喫してください。

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