このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

『HELLDIVERS 2』を満喫! AMD Radeonの追加で『パルワールド』もサクサク

ゲーミングPCの⾃作はAMD Ryzen 8000Gにお任せ! 初期投資が少なくパワーアップも⼿軽でうれしい

2024年05月31日 17時00分更新

文● 藤田 忠 編集●ハイサイ比嘉

提供: 日本AMD

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

WQHD解像度でゲームの動作をチェック、「AMD Ryzen 7 7800X3D」+ミドルハイクラスGPU「AMD Radeon RX 7800 XT」が実力発揮!

 Ryzen 7 7800X3DまたはRyzen 7 8700Gを使った自作PCは、WQHD(2560×1440ドット)解像度の表示が可能なビデオカードを追加するだけでさらに快適なゲーム環境を構築できる。フルHDより高精細で美しい映像は格別で、チャンスがあれば挑戦したい人は多いはずだ。

 Ryzen 7 7800X3DとRyzen 7 8700Gが異なる点としては、先に挙げたRyzen 7 7800X3Dの96MBのL3キャッシュ以外にも、ビデオカード(の外付けGPU)用PCI Express(PCIe)規格の対応レーン数がある。Ryzen 7 7800X3Dのビデオカード用PCIeのレーン数は最大「×16」で、Ryzen 7 8700Gは最大「×8」だ。「×16」と「×8」ではほとんど差はないという情報はあるものの、気になる人はRyzen 7 7800X3Dを利用するといい。

 なお、PCI Expressはビデオカードなど拡張カードを接続するための規格で、データ転送路を「レーン」と呼んでいる。複数のレーンをまとめることで高速化する仕組みを採用しており、レーン数が多いほど1秒あたりの最大データ転送速度が速い。x1、x4、x8、x16といった情報はレーン数を示しており、x1であれば1レーン、x4は4レーンとなる。

 ここでは、Ryzen 7 7800X3Dと、WQHDをターゲットとするミドルハイクラスGPUのRadeon RX 7800 XTを使って、ゲームがどの程度快適に動作するかチェックした。利用した製品は、ASRockの「AMD Radeon RX 7800 XT Steel Legend 16GB OC」だ。

ASRock「AMD Radeon RX 7800 XT Steel Legend 16GB OC」は、白色でコーディネイトしたPC自作にオススメ

バックプレートのデザインが、Steel Legendシリーズのマザーボードと合わせやすいのもポイントだ

Radeon RX 7800 XTは、ビデオメモリーとしては容量16GBのGDDR6メモリーを搭載

最高画質設定でも、エーペックスレジェンズ、黄金のレガシー ベンチマーク、アーマード・コア6が好結果

 比較的軽量なエーペックスレジェンズは、WQHD解像度、画質設定を“最高”にしてチェックしたところ、平均フレームレート260fps、最小(1% Low)では150fps台という結果となった。144Hzの張り付きプレイを実現できる数値だ。

 黄金のレガシー ベンチマークは、画質設定“最高品質”で「非常に快適」指標に該当する「19875スコア」を記録。平均フレームレートも「137.14fps」、最小フレームレートは「83fps」となった。これなら、グラフィックスアップデートらしい高精細な映像でゲームを楽しめるだろう。

 アーマード・コア6では、画質“中”で上限フレームレートの120fpsに迫り、画質“最高”でも平均100fpsに達した。アセンブルで作った自分好みの機体をなめらかに動かして、敵を撃破していく醍醐味を満喫できるはずだ。

パルワールド、HELLDIVERS 2、ドラゴンズドグマ 2もWQHDで楽しめる

 パルワールド、HELLDIVERS 2、ドラゴンズドグマ 2でもWQHDで快適にプレイできるか試した。パルワールドは、画質”最高”でも平均90fps台だった。また画質“中”に設定すると、フレームレートは平均120fps台、最小(1% Low)60fps超えを記録した。高精細なWQHD解像度なら画質“中”でも十分奇麗なので、お勧めといえる。

 HELLDIVERS 2も、画質が最も高い“ウルトラ”に設定しても、平均フレームレートは「91.8fps」、最小(1% Low)は「67.6fps」を記録。さらにレンダリングスケールを”バランス”に設定すると、平均が「136.1fps」、最小(1% Low)は「93.2fps」と、より余裕のあるフレームレートに達している。画質と解像度を調節することで、144fps張り付きプレイも狙えるだろう。

 最後はドラゴンズドグマ 2だ。ミドルローのRaeon RX 7600では画質“低”でのプレイだったが、Radeon RX 7800 XTではプリセット「高」をベースに設定した。「テクスチャフィルタリング」や「テクスチャ品質」、「草木のモデル品質」をより高い画質に設定しても、快適にプレイを楽しめるフレームレートを記録した。そのうえでレイトレーシングを効かせても、平均フレームレートは「95.8fps」なのも注目のポイントだ。

「AMD Ryzen 7 8700G」や「AMD Ryzen 7 7800X3D」で、コストを抑えたゲーミングPC、ゲーム特化の自作PCに挑戦だ!

 導入コストを抑えつつカジュアルにゲームを楽しめるPCを自作するなら、Ryzen 7 8700Gがお勧めだ。CPU内蔵GPUとしては圧巻のパフォーマンスを発揮するRadeon 780Mのおかげで、ビデオカードなしでも存分にゲームを満喫できる。外付けビデオカードを追加してPCをパワーアップしたり、高リフレッシュレートで駆動するゲーミングディスプレーを組み合わせることも可能だ。さらにもう一段進め、ゲームの遊びやすさを重視するなら、Ryzen 7 7800X3Dを使ったPCの自作も検討したい。Radeon RX 7800 XTといった高性能なGPUと組み合わせることで、高画質かつWQHD解像度で楽しめる。

 Ryzenシリーズが基盤とするSocket AM5は長寿命を期待できるため、自分に合ったペースで自作PCをパワーアップできる点もポイントだ。パーツを交換することでカスタム化を重ね、長く愛用できるマシンがほしいなら、ぜひ挑戦してほしい。

前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

カテゴリートップへ