『HELLDIVERS 2』を満喫! AMD Radeonの追加で『パルワールド』もサクサク
ゲーミングPCの⾃作はAMD Ryzen 8000Gにお任せ! 初期投資が少なくパワーアップも⼿軽でうれしい
2024年05月31日 17時00分更新
『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』がアップスケーリング技術「AMD FSR 1.0」に対応
ここからはGPU負荷が高めのゲームタイトルを取り上げよう。ひとつ目のタイトルは『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク』(以下、黄金のレガシー ベンチマーク)で、2024年7月2日発売予定の『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』向け公式ベンチマークだ。黄金のレガシーは『ファイナルファンタジーXIV』の最新拡張パッケージ(パッチ7.0)にあたり、グラフィックスアップデートによりゲーム世界がより美しく描画される。
これに応じてPC版の必要動作環境や推奨動作環境が引き上げられる予定で、新たにAMDのアップスケーリング技術「AMD FSR 1.0」(AMD FidelityFX Super Resolution 1.0)もサポートした。FSR 1.0を簡単に説明すると、ゲーム内の映像を元の解像度よりも高い解像度に変換するというものだ。ゲーム側が対応することで、PCのスペックを問わず高品質な映像や高フレームレートで遊びやすくなる。
比較のために『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク』(暁月のフィナーレ ベンチマーク)のスコアを確認すると、フルHD解像度の「標準品質(デスクトップPC)」で9000台のスコア、指標は「快適」だった。一方、黄金のレガシー ベンチマークでは「標準品質(デスクトップPC)」かつFSRを活用してもスコアは7000台、指標は「やや快適」となった。平均フレームレートも残念ながら60fpsを切っているものの、30fpsは維持している。
また、黄金のレガシー ベンチマークの「最高品質」ではFSRの設定を「常に適用」として実行した。その結果「標準品質(デスクトップPC)」の場合と異なり、暁月のフィナーレ ベンチマークと近い数値になった点がポイントだろう。最新のファイナルファンタジーXIVは、フレームレートを最大2倍に向上させるAFMFも活用することで楽しめそうだ。
『HELLDIVERS 2』はレンダリングスケール調整により平均フレームレートが「60fps」超え
GPU負荷が高めのゲームの2本目は、発売と同時に人気を博した『HELLDIVERS 2』。画質設定としてプリセットの“低い”に設定した場合と、この“低い”をベースにレンダリングスケールを調整した場合で検証した。ゲーム内チュートリアルで計測したところ、画質“低い”+レンダリングスケール調整の場合平均フレームレートが60fpsを超えた。最小(1% Low)も30fpsオーバーとなったので、十分プレイできるだろう。
『アーマード・コア6』は画質“低”で30fps超えを維持
3本目は、その高難易度にハマる人続出の『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』(以下、アーマード・コア6)。最序盤の都市内をブーストで移動した際のフレームレートを確認すると、画質“低”なら30fps超えを維持でき、スムーズに機体を操作できた。画質を“中”にすると、さすがに最小(1% Low)は「32.30fps」となるものの、ゲームプレイを妨げるようなカクつきはなかった。
『サイバーパンク2077』は、「AMD FSR 2」の“クオリティ”を有効にしてプレイしたい
最後は重量級ゲームタイトル『サイバーパンク2077』。内蔵ベンチマークでチェックしたところ、画質“低”とAMDのアップスケーリング技術「AMD FSR 2」(AMD FidelityFX Super Resolution 2)の“クオリティ”という組み合わせでは、平均フレームレートの60fps超えも可能だった。FSR 2の“クオリティ”の効果が大きく、CPU内蔵GPUでサイバーパンク2077を支障なくプレイできるのは驚きだ。