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石川温のPCスマホニュース解説 第198回

ドコモ新社長は“経済圏”拡大より、ネットワーク品質とショップ網の再構築を最優先すべきだ

2024年05月01日 07時00分更新

文● 石川温

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  一部メディアが、NTTドコモの前田義晃副社長を社長にする人事を内定したと報道した(※ドコモは「当社が発表したものではございません」とコメント)。

 これまでNTTドコモはNTT出身、あるいはNTT出身だが長らくNTTドコモに在籍していた人材が社長に昇格するのが定例であったが、前田氏はリクルート出身。実現すれば転職組がNTTドコモの社長になるのは初のケースとなる。

 前田氏は2000年にNTTドコモに転じ、当時、一石を風靡していたiモードビジネスに携わっていた。その後も、共通ポイント「dポイント」など、NTTドコモと他のパートナーとの協業を幅広く手がけてきた。

 NTTグループとして、前田氏をNTTドコモの社長に昇格させる狙いとしては、他社に大きく出遅れている「経済圏」の拡大だろう。

 楽天が「第4のキャリア」として新規参入してきた前から、すでに国内キャリアは通信だけでなく「経済圏の拡大」競争に突入している。

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