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話題のAI「Command R+」無料iPhoneアプリで試せるように

2024年04月19日 12時50分更新

文● @sumire_kon

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HuggingChatのiOS版の画面

 AI関連企業Hugging FaceのJulien Chaumond CTOは4月18日、自身のXアカウントで、AIチャットサービス「HuggingChat」のiOS版アプリを発表した。

 HuggingChatは2023年4月、ブラウザー版の提供が始まったオープンソースのチャットAIサービス。メタのLlama 3やグーグルのgemma 1.1など、複数の大規模言語モデル(LLM)を自由に選択できる点が特徴だ。今回公開されたiOSアプリでも、ブラウザー版と同じく複数のLLMを提供。デフォルトでは4月11日に日本語対応の強化を表明した「Command R+」が設定されている。

複数のLLMを選択可能

複数のLLMを選択可能

 アプリ自体は日本語化されていないが、日本語に対応したLLMであれば、会話のやり取りは日本語を使うことも可能だ。各LLMはサーバー上で動作しているため、iPhone上にダウンロードしてオフラインで使うことはできない。

Command R+と日本語でやり取りする様子

Command R+と日本語でやり取りする様子

 4月19日現在、アプリと各LLMの利用料は無料。アプリの初回起動時には、Hugging Faceアカウントへの登録、またはApple IDでのログインが必要となる。

 Hugging FaceはオープンソースのAIモデルやトレーニングデータセットなど、AIに関するサービスを提供する米国の企業。2023年2月には「機械学習の民主化」を掲げ、アマゾン(AWS)との提携も発表している。

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