「VX2428-7」3台でマルチディスプレーに挑戦 3画面でビジネスも趣味も新NISAも作業効率が断然アップする!

文●宮崎真一 編集●ASCII

提供: ビューソニックジャパン

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リフレッシュレート180Hzをサポート  
応答速度はMPRTで0.5msと高速

 では、今回使用したVX2428-7について、細かな仕様をチェックしていこう。

 VX2428-7は23.8型の液晶ディスプレーで、光沢のない、いわゆるノングレアタイプのパネルを採用している。解像度は1920×1080ドットで、駆動方式はIPSの中でも高速応答と広色域を誇るFast IPS。視野角は水平と垂直ともに178度を実現し、少し斜め方向から画面をのぞき込んでも、輝度のバラつきや色ムラは確認できなかった。輝度は250cd/m2と高めで、HDR10に対応しているほか、コントラストは1000:1と、映像はかなりクッキリとした印象を受ける。

解像度は1920×1080ドットでノングレアタイプのパネルを採用した23.8型の「VX2428-7」

 VX2428-7の色域は、NTSCで72%、sRGBでは104%と、色再現性は良好だ。それゆえ、Fast IPS方式らしく発色もよい。さらに、色温度はOSDメニューに「sRGB」「青色の濃さ」「寒色」「標準」「暖色」「ユーザーカラー設定」と6種類が用意されている。

色温度の設定は、「カラー調整」タブの「色温度」に用意されている

 ゲーミング向けをうたうモデルらしく、すべての端子(HDMI 1.4×2、DisplayPort 1.4×1)でリフレッシュレートは180Hzをサポート。ただし、180Hzを使用するには、OSDメニューから「オーバークロック」をオンにする必要がある。初期状態ではこの設定は有効になっておらず、リフレッシュレートは165Hzが上限だ。

 FPSやTPSといったゲームでは、1フレームでも多く描画することで他者より有利に立ち回るプレイがトレンドになっているが、このVX2428-7はそれに即した液晶ディスプレーだと言っていい。また、応答速度はMPRT(動画応答速度)で0.5msを誇り、まさにコアなゲーマーの需要に対応したモデルである。もちろん、ゲームや動画において残像感もまったくない。

 さらに、AMDのディスプレー同期技術である「FreeSync Premium」をサポート。ビデオカードに「Radeon」シリーズを使用していることが前提になってしまうが、スタッタリングやティアリングといった画面の乱れを抑えることができる点はありがたい。そのほか、フリッカーフリーを備えており、画面の点滅を抑え、眼精疲労の原因と言われるブルーライトの軽減機能も用意されている。

「オーバークロック」をオンに変更することで、リフレッシュレートは180Hzをサポートする

「オーバークロック」をオンにした状態で、NVIDIAコントロールパネルからリフレッシュレートを確認すると、180Hzで動作しているのがわかる

FreeSyncは「設定メニュー」の「Adaptive-Sync」からオンに変更することで利用可能だ

 また、OSDメニューには「View Mode」と呼ばれるプリセットを搭載。用意されているプリセットは、「標準」「FPS」「RTS」「MOBA」「映画」「ウェブ」「テキスト」「MAC」「モノクロ」の9つで、用途に合わせて明るさなどを自動で調節してくれるわけだが、「FPS」「RTS」「MOBA」など、ゲームのジャンルに合わせた設定も用意されている点はありがたい。

OSDメニューには「View Mode」と呼ばれるプリセットを搭載。「FPS」「RTS」「MOBA」といったゲームのジャンルに合わせたものも用意されている

 OSDメニューの操作用ボタンは、液晶パネル右側の下部に装備。5つのボタンで構成され、OSDメニューを表示していないときは、左から「View Modeの表示」「照準点のオン/オフ」「OSDメニューの表示」「OSDメニューの表示」「電源ボタン」という役割になっている。

 左から2番目のボタンを押すと、画面の中央に照準点を表示できる。これは、FPSやTPSで重宝しそうだ。なお、左から3番目と4番目のボタンはいずれも「OSDメニューの表示」だが、両者に特に違いはないようだ。

 そして、OSDメニューを表示したときは、それぞれのボタンに上下左右への項目移動や、項目の選択または決定などの役割が割り振られる。メニューを表示すると、その下部に操作ガイドが表示されるので、ボタン操作で戸惑うことは少ないだろう。ちなみに、電源ボタンにも機能が割り振られる点はユニークな仕様だ。

液晶パネル右側の底部に配置されたOSDメニュー操作用のボタン。向かって一番右側が電源ボタンになっている

画面中央に照準点を表示する機能を装備。OSDメニュー非表示のときに左から2番目のボタンを押すと表示できる

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