再使用型ロケットを開発「ASCA-1」プロジェクト始動
将来宇宙輸送システムは4月4日、再使用型ロケットを開発する「『ASCA-1』(アスカ-ワン)プロジェクト」を始動するとともに、米国法人「Sirius Technologies, Inc(シリウス・テクノロジー)」を設立し米国企業との協業を発表した。
今回、本プロジェクトを通じて開発する再使用型ロケットの名称をASCA-1(アスカ-ワン)と定め、段階的に有人宇宙飛行に挑戦する開発ロードマップを策定。あわせて、米国のロケットエンジン開発企業であるUrsa Major Technologiesと連携し、再使用型ロケットを開発するという。
本連携を通じ、Ursa Major Technologiesが製造販売するロケットエンジン「HADLEY(ハドレー)」を将来宇宙輸送システムが購入することを皮切りに、米国内での飛行実証を通じて得られたデータの共有を通じたエンジンの改良など、日米ロケット開発ベンチャー同士が連携して宇宙産業をさらに発展させる方針を発表している。