2024年の春が来ます。通勤・通学の用事も含めて、屋外に出て音楽を聴いたり動画を見たり、ワイヤレスイヤホンを使う機会が増える時期です。電車にバスなど、交通機関を利用する際にはうるさい環境騒音を消してくれるアクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載するワイヤレスイヤホンが欠かせません。今回は人気のワイヤレスイヤホン、アップル「AirPods Pro(第2世代)」が搭載するANC機能を上手く活用する方法を紹介します。
ノイキャンを自動調整する「適応型ノイズコントロール」が便利
AirPods Proが搭載するANC機能は、本体に内蔵する外向き・外向きのマイクで周囲の環境音、および耳の中に発生しているノイズ成分を解析して、それぞれに逆位相の音を生成しながらノイズを打ち消します。リズニングに適した環境を作り出すことで、音楽や映画・ゲームのオーディオの聞こえ方がクリアになります。
AirPods Proには、内蔵マイクで周囲の環境音を聞くための「外部音取り込み」もあります。歩いたり、身体を動かしながら音楽を聴く時や、周囲にいる人から話しかけられることも想定して、オンライン会議中のコミュニケーション用デバイスとしてAirPods Proを使う時にも外部音取り込みが有効です。
第2世代のAirPods Proには、周囲の環境騒音の変化に応じてANCと外部音取り込みのレベルを自動調整してくれる「適応型ノイズコントロール」という機能もあります。さらにイヤホンの設定から「会話感知」を有効にすると、AirPods Proを装着しながら会話を始めた時に、会話感知が起動してオーディオのボリュームを下げ、同時に目の前にいる人の声をマイクで拾いながら声を聞きやすくします。どちらの機能も、AirPods Proを屋外で使う時にコンテンツのオーディオ、または通話音声を「ながら聴き」したい時に便利です。
ワイヤレスオーディオ向けのAppleシリコンである「Apple H2」チップが、ANC/外部音取り込みの切り替えを素速く臨機応変にこなす所がAirPods Proの大きな魅力です。近年は様々なセンサーを内蔵して、AirPods ProのようにANCの効果を環境騒音のレベルに合わせて自動調整する機能を搭載するワイヤレスイヤホンが増えています。
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