テクノロジーの向上でPC版のエンジンが使用可能に
ここまでうまくいったことには驚いた
──お話を伺っていて、かなりグラフィックに力を入れられているように感じます。グラフィック向上のためにした工夫があれば教えてください。また、PC版のエンジンを使用しているとのことですが、パソコンとスマホではスペックが違うと思います。スマホでも高いクオリティーのグラフィックを実現するための工夫も教えてください。
Tom Hess氏:一言でいうとテクノロジーの向上が大きいです。CoDのテクノロジーは、長年にわたって培ってきたことで常に向上しています。そのおかげで、PC版やコンシューマー版のアセットを縮小でき、モバイルでもうまく動くようにしています。とはいえ、ここまでうまくいったことには、多少驚いています。
モバイルで快適に動くようにうまく落とし込めたので、動きを再現するための最適化の微調整に時間を費やすことができたのも強みです。また、AppleやAndroidをはじめ、デバイスメーカーも本作に興味を示してくれて、とても協力的だったので、グラフィックを落とし込むことはあまり難しくは感じなかったです。本作は開発陣にとってもいい経験になりましたし、すでにプレイされた方々からは「ここまでのものをモバイルでできるのか」と言っていただいているので、これをいち早く皆様の元へとどけたいと思っています。
──オーストラリアなどの一部地域でのソフトローンチでのリアクションはいかがでしたか? また、ソフトローンチからグローバルリリース版で調整する箇所はありましたか?
Tom Hess氏:ソフトローンチの皆様の反応はかなりいいです。ソフトローンチでも、我々が思っているような状態でゲームが起動できています。また、毎月ゲームは改善していく予定です。ソフトローンチでいい反応をいただけているので、グローバルローンチも楽しみです。グローバルローンチ時には、新しいコンテンツも用意していますので、ワクワクしていただけると思います。ゲームのチューニングも順調なので、市場に出る準備は整っていると感じています。何千というバグも直せましたので、完成度も高いと自負しています。
──武器やマップのアップデートや調整は、都度行なわれるのでしょうか。それとも何か月かに1回の大型アップデートを予定しているのでしょうか?
Tom Hess氏:PC版やコンシューマー版と似たような調整になると思っています。そのため、新しい武器が実装される際は調整しますが、そのほかは皆様のプレイをチェックして、都度調整していこうと考えています。
コラボにも意欲的>
グローバルローンチ時も期待!
──CoDシリーズではさまざまなコラボレーションも人気ですが、本作でも期待していいですか?
Tom Hess氏:ソフトローンチ中のゲームを起動すると、ウォーキングデッドとのコラボコンテンツがそのまま遊べます。クロスプラットフォームの一部ということで、ほかのCoDフランチャイズのコラボも共有されます。また、専用のコラボコンテンツも用意したいと思っています。例えば、グローバルローンチ時にかなり大きめのコラボを用意しているので、お披露目できることを楽しみにしています。
──最後に、日本のCoDファンにメッセージをお願いします。
Tom Hess氏:本当にこのゲームの開発は愛で溢れていたので、ゲームを開発していくと同時に、自分も本作をプレイできることにワクワクしています。日本のプレイヤーの皆様にも、遊んでいただくことを楽しみにしています。また、日本ではゴールデンウィークというお休みがあると聞いていますので、そのあたりでもちょっとしたサプライズを用意しています。ぜひ楽しみにしていてください。
──ありがとうございました。
『Call of Duty: Warzone Mobile』は、PC版のエンジンをそのまま落とし込み、高いグラフィックでプレイできるほか、クロスプラットフォームにも対応し、さまざまなコンテンツがPC版やコンシューマー版と共有できるとのこと。CoDファンはもちろん、モバイル向けのFPSやバトルロイヤルをプレイしている人も、期待していいのではないだろうか。
本作は3月21日にグローバルローンチ予定で、事前登録も実施しているので、気になる人は登録して、ローンチを待とう。
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