ロータリーエンジンの音は結構大きい
「乗り心地がとてもイイですね。それに見晴らしがとてもイイように思います」とゆみちぃ部長はステアリングを握りながらファーストインプレッション。いきなり高速道路を運転することになったのですが「とてもクルマが安定していて、怖くないです。運転支援もバッチリきいていますね」と高評価です。
気になるロータリーエンジンですが、高速道路走行中にその動きを感じることはほぼありません。ただスピードリミッタ―は軽自動車と同じ135km/hに設定されているので、飛ばすことはできない仕様です。
そうこうして、富岡ICを降りて最初の目的地である富岡製糸場へ。ですが、バッテリー残量は残りわずかで、ロータリーエンジンが頑張って発電。その音は、日本製ハイブリッドコンパクトカーに比べると音は大きめだったりします。これは気になる人は気になりそうです。
富岡製糸場周辺は道がとても狭く、さらに一方通行地獄。感覚的には江戸川区あたりの下町を走るようなもので、さらに駐車場の場所の分かりにくさと相まって車内は不穏な空気に。ですがMX-30 Rotary-EVはコンパクトなので、取り回しがよくてラクラク。当然、車庫入れもラクラクで、「このクルマ、ちょうどよい大きさですね」と感心しきり。
次の目的地はこんにゃくぱーく。ロケも一通り終わって、帰ろうかなという時に、併設されている施設で地元の野菜が安く売っていることを知ったゆみちぃ部長。「白菜がこんなに大きくて1玉100円!?」と、大きなお目目をまん丸に。「クルマだから野菜を買っても大丈夫ですよね」というわけで、部員Kとともに買い物カゴいっぱいに野菜を購入。お店の人から段ボール箱をもらって、クルマに詰め込みます。
「こんなに買ったのに、1000円もしなかった。でもいっぱい載った!」と大喜び。さらに「AC100Vのコンセントがあるんですね」と目ざとくチェック。荷室の広さと使い勝手に、ゆみちぃ部長は笑顔をみせたのでした。
帰り道、高速道路で急速充電をしてみることに。試しに58%くらいの充電量から充電してみると、90kWhタイプの急速充電で、30分で100%に! 大抵80%くらいで、あとはあまり伸びないパターンが多いので、100%という数字は驚きでした。
ちなみに、燃費ですがリッターあたり15km前後を記録。他社のハイブリッド車に比べると、3~5kmほど悪いような気も……。とはいえ、走り方で結構変わりますし、何より充電できますから、一概に「悪い」とは言えないような気もします。
「エンジンが動いている時とそうでない時の差は大きいですけれど、それ以外ではとてもよいクルマだと思いました」と語るゆみちぃ部長。マツダにしか作りえないクルマの誕生を素直に喜びたいと思います。ちなみに部員たちは、このクルマ、とても気に入ってますよ。
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