OpenAIは1月10日、カスタムバージョンのGPTを作成できる「GPTs」機能で作成した多様なGPTを探索できる「GPT Store」の公開を予告通り開始した。今回はストアーのラインアップから画像生成系の「DALL·E」カテゴリーを取り上げてみよう。
「DALL·E」カテゴリー
「DALL·E」カテゴリーには言うまでもなくOpenAIの画像生成AI「DALL·E 3」を便利に使うために作られたカスタムGPTが掲載されている。今回は上位6個のGPTを使ってみることにする。
OpenAIが作成したGPTを集めた「By ChatGPT」カテゴリーにも「DALL·E」というGPTがあるので、こちらも含めて比較してみた。それではいってみよう。
「未来都市」を描いてもらう
まずは「DALL·E」カテゴリーのトップ「image generator」というGPTを試してみよう。説明欄には「プロフェッショナルかつフレンドリーなトーンで画像を生成し、洗練させることに特化したGPT(A GPT specialized in generating and refining images with a mix of professional and friendly tone.image generator)」とあるので、普通にやるよりも洗練された画像を作成してくれるのだろうか。
GPTの多くはサンプルのプロンプトが用意されているので、今回はその中から選んでみた。
プロンプト:Generate an image of a futuristic city.
なるほど、いい感じに描き込まれた画像が生成された。「調整したり加えたりしたいものがあったら言ってね」と書いてあるので下記のプロンプトで再び生成。
プロンプト:asian style
確かにアジア風にはなったけど、なんかさっきよりシャープな未来感が減った気がする。
プロンプト: I want to make the photo more photorealistic and glossy.
それを踏まえ、「もっと写真ぽくきらびやかに」とお願いしてみる。
なるほど、さっきよりはよくなった。
それでは全く同じプロンプトを「DALL·E」GPTで試してみるとどうだろうか。
プロンプト:Generate an image of a futuristic city.
おや? 個人的にはこちらの方がいい感じの絵を出してくれたように感じる。
プロンプト:asian style
引き続き追加注文を。
こちらは「image generator」が描いたものと似たトーンになった。「asian style」というプロンプトの傾向がわかる。
プロンプト: I want to make the photo more photorealistic and glossy.
こちらも「image generator」よりもいい結果がでたように感じる。もちろん毎回結果は異なるのでこれだけで判断するのは早計だろう。

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