ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。梅香る2月、東京では早くも20度超えの春の気温を記録しましたが、暖かいのも一瞬。またも冬の寒さが訪れるようです。ひょ~、フェイントはやめて~。
重いコートがまだまだ脱げませんが、春にもぴったり(!?)なカタカナばかりのメニューが牛めしの松屋に登場しました。
松屋「シャリアピンソースハンバーグ定食」発売
松屋は、「シャリアピンソースハンバーグ定食」を2月20日に販売開始しました。
松屋のふっくらハンバーグに、洋食で定番である“シャリアピンソース”をあわせたメニュー。“シャリアピン”と弾むようなオシャレな語感がいかにも春らしいじゃないですか(ですよね)!
松屋では、これまでにもシャリアピンソースのトンテキやチキンソテーを販売してきているので、実を言うとシャリアピンソースはお手のもの。今回はハンバーグ定食です。はたしてどう仕上がっているのか、さっそく食べてみました。
とにかくソースが飯泥棒!飴色玉ねぎ×醤油で進む!!
というわけでこちらが「シャリアピンソースハンバーグ定食」(890円)です。ご飯、みそ汁、生野菜がセットです。
こちらが、シャリアピンソースハンバーグ。ドロドロとしたソースには、飴色になるまで煮詰めた玉ねぎが溶け込んでいます。
そう、シャリアピンソースは刻んだ玉ねぎを特徴としています。もともとは、1930年代に日本に来日したオペラ歌手のシャリアピン氏のために作られたとされています。意外かもしれませんが、日本生まれのソースなんですよね。
松屋では、そのシャリアピンソースを、ご飯に合うように和風仕立てにしているということですが……。
うん、醤油味が強めで、ニンニクがガツンときいています。玉ねぎの甘みと醤油が合わさって、どこかで食べたような懐かしい感じ!
かといって純和風とは言い難い(松屋さん的には和風と言うけど)。だって、ニンニクがきいててスタミナ系でもあるから。とにかく、ご飯がどんどん進む、ご飯泥棒な味わい! ガッツリ食べたい時の定食として間違いないです!
今回、注目は「ドフィノワーズ」風の付け合わせ。ドフィノワーズとはフランスのじゃがいも料理で、それを松屋風にアレンジして添えているということ。
食べてみて「そうだよね!」と納得。はい、ポテトサラダです。ポテトサラダにチーズをのせて、外側を少し焦がして香ばしく仕上げているよう。
聞きなれない料理名でドギマギしてしまいましたが、馴染みのある味わいでほっとしたと言うべきか、肩透かしだったと言うべきか。松屋は庶民的な味わいがいいところですよね。
さて、シャリアピンソースのおそろしいところは、ソースだけでもご飯が進むところ。もちろん、ふっくらした肉厚のハンバーグと一緒に食べるのが一番ですが、ソースをご飯にかけるとこれだけで、まあ! イケちゃうじゃないですか!
ソースがたっぷりかかっているので、最後までソースをさらおうとすると相応のご飯が必要になります(!)。見越して、ご飯は大盛りで注文しておくといいかもしれません。
もうすぐ春だから、松屋のハンバーグ!
「シャリアピンソースハンバーグ定食」は、バリエーションとして目玉焼きのせ、チーズのせも用意しています。どちらも、さらにご飯が進んでしまいそうですね。
今回の「シャリアピンソースハンバーグ定食」は890円。SNSでは、“価格が高い”などのコメントも見られますが、松屋というと2023年11月に1000円超えの「ビーフ100%ハンバーグ定食」を発売して世を驚かせたこともあります。
しかし、1000円超えの高価格帯メニューを継続するわけではなく、同年の2023年12月に「ブラウンソースハンバーグ定食」(830円~)を発売。松屋的にも、挑戦的なメニューを世に送り出したい想いと、価格帯の調整で試行錯誤しているのでしょう。
個人的には、「シャリアピンソースハンバーグ定食」は洋食のソースでプチ豪華な感じもするし、800円台であれば納得できると思いました。
1000円超えのハンバーグが出たのは去年のことでしたね。少し大人になって……。また、新しいハンバーグを試してみませんか!

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