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新進気鋭の10社がピッチを披露! 世界最大規模のスタートアップ・コンテストXTCの日本大会が開催!

「XTC JAPAN 2024」レポート

連載
JAPAN INNOVATION DAY 2024

提供: XTC JAPAN

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地球環境にやさしい高機能シルク素材の社会実装を目指す、エリー株式会社

エリー株式会社 代表取締役 梶栗 隆弘 氏

 エリー株式会社は「エリートシルク」という地球環境にやさしい高機能シルク素材を開発した。

 アパレル産業は温室効果ガスの排出量全体の6%を占め、土壌や水質汚染にも大きな影響を及ぼすなど、環境汚染の大きな原因の一つとされているという。特に綿のTシャツ1枚を作るのに2500リットルの水が使われるなど、その影響は大きい。

 そこで、廃棄農作物を飼料とするエリ蚕と呼ばれる蚕を用いて、従来のシルク素材と比べて環境負荷を大きく減少させ、サステナブルと低コストを両立させたという。エリ蚕から生産されるシルクは肌に優しく、消臭効果があり、オールシーズン対応可能な高機能素材となっている。

「重要なのはチームです。これまでシルク業界はたくさんの研究成果があるのですが、社会実装された例がほとんどありません。原料や製造というところをビジネスとして考えられていないからです。我々はそこから逆算して、研究開発や技術開発をできるチームです。すでに、アパレル関係企業との協業が進んでいます。また、大手のスポーツアパレルブランドとも共同開発が進んでいます。 私たちは『エリートシルク』を社会実装することでアパレル業界に革命を起こし、これらの社会課題を解決していきたいと思っています」(代表取締役 梶栗隆弘氏)

低価格で肌に優しく、消臭効果もあるとう「エリートシルク」

エチオピアで農地開発を行い、大規模養蚕を実現している

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