メルマガはこちらから

PAGE
TOP

新進気鋭の10社がピッチを披露! 世界最大規模のスタートアップ・コンテストXTCの日本大会が開催!

「XTC JAPAN 2024」レポート

連載
JAPAN INNOVATION DAY 2024

提供: XTC JAPAN

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 12

VR技術を活用した体性認知協調療法で難治障害を治療する、株式会社mediVR

株式会社mediVR 取締役COO/作業療法士 村川 雄一朗 氏

 株式会社mediVRはVR技術を用いた「体性認知協調療法」を通じて、脳卒中後遺症やパーキンソン病などの難病治療を実現した。運動失調や歩行バランス障害を有する患者において、目覚ましい治療成果を示しており、1回わずか20分の治療で顕著な改善が報告されている。

「mediVRカグラ」という自社開発の医療機器は、20種の特許技術を駆使して協調運動障害を可視化。仮想現実空間上で“的に触れる”運動を行うことで治療している。VR酔いのリスクが0.5%未満と極めて低く、低侵襲の治療法となっている。

 すでに実績も積み重ねており、全国93の施設で導入され、FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可も取得している。大阪と東京で運営されている成果報酬型自費リハビリ施設では、難病患者70例が治療を受けているという。また2023年には、知財活用ベンチャーとして令和5年度「知財功労賞 経済産業大臣表彰」を受賞した。

「現在、海外からも10件以上の問い合わせがあり、予約もある状況です。今後、保険償還を目指して交渉をしているところです。これによって導入された施設が 費用を得られる、さらに患者も良くなる、そして我々も利益を得られるという“三方良し”の世界を作りたいと思っています」と同社取締役COO/作業療法士 村川雄一朗氏は語った。

1回20分、週3回、3カ月で運動失調や歩行バランス障害が優位に改善する

20種の特許を取った自社医療機器でなければ実現できないという

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 12

合わせて読みたい編集者オススメ記事

バックナンバー