CPUはCore i7-14700F、コンパクトケースで設置しやすい!

WQHDゲームプレイに最適、高コスパなRTX 4070 SUPER搭載ゲーミングPC

文●藤田忠 編集●八尋/ASCII

提供: インバースネット

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「FRGKB760/WSA/NTK」の実力をチェック

 ここからは20コア/28スレッドCPUのCore i7-14700Fと、WQHDゲーミングを狙えるGeForce RTX 4070 SUPERを搭載した「FRGKB760/WSA/NTK」の実力を確認していこう。

「HWiNFO64 Pro」のシステム情報。インテルB760チップセット搭載マザーボードや、DDR4-3200 32GBメモリー搭載なのを確認できる

Core i7-14700Fは、Pコア 8コア/16スレッド、Eコア 12コア/12スレッド。28スレッドで、さまざまなことをスムーズに行なえる

評価機にはKINGSTON製NVMe M.2 SSDが搭載されていた

「CrystalDiskMark」の結果。読み書き速度は、読み込み3600MB/s、書き込み2500MB/秒を発揮していた

 まずはCGレンダリングを行ない、CPU性能を測る定番ベンチマークの「CINEBENCH R23」で確認してみた。

 スコアはマルチコアが20023、シングルコアが2037という結果になった。マルチコアのスコアは、28スレッドで動作するCore i7-14700Fとしては、控えめとなっている。これはCore i7-14700Fの電力制限設定をカスタマイズしているからだ。

「CINEBENCH R23」の結果

 長期電力リミットのPL1は、インテル定格と同じ65Wだが、短期電力制限リミット(連続負荷60秒間)となるPL2は、インテル定格の219Wではなく、135Wに設定されていた。ゲームシーンでは、すべてのCPUコアが最大限に稼働するという状況にはなりにくいので、PL2の設定を抑えて、CPUの発熱や、CPUクーラーの動作音を抑える方向となっているわけだ。

 そのため、すべてのコアがフル稼働する高ストレステストの「CINEBENCH R23」実行時もCPU温度は、最高でも71度と不安のない温度で推移していた。同時にCPUクーラーの動作音も抑えられ、「CINEBENCH R23」の実行中もCPUクーラー搭載ファンの音が気になることはなかった。聞こえ方は個人差があるが、深夜のゲームプレイでも、ファンの音がうるさいと家族に怒られることはないだろう。

電力制限設定は、PL1:65W、PL2:135Wに設定されていた。また、CPUコア温度(CPU Package)は、最高でも71度に

PL2制御下では、Pコア約4.2GHz、Eコアは約3.5GHzで動作

PL1制御下に移行すると、Pコアは3.1GHz、Eコアは2.6GHzでの動作になっていた

パソコンの総合パフォーマンスを確認

 続けてマシンの総合的なパフォーマンスを計測できる「PCMark 10」の結果を確認していこう。テストプリセットは、ゲーミングパフォーマンスもチェックする「PCMark 10 Extended」で実行。結果は、総合スコアが12943だった。

 テストごとに見ていくと、アプリの起動やビデオ会議、ウェブブラウジングの性能を測る「Essentials」が11205、表計算や文書作成のビジネスアプリの性能を測る「Productivity」が11545、写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ系の性能を測る「Digital Content Creation」が16500と、いずれも推奨スコアの2~3倍近くを出している。日常使いから、ビジネスシーン、写真や動画の編集までスムーズに行なうことができるだろう。

「PCMark 10 Extended」の結果

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